シラバス情報

授業科目名
生命倫理
開講年次
カリキュラムにより異なります。
開講年度学期
2021年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
G-HU-102L
担当教員名
松井 富美男
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
人生の哲学
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
生命倫理の諸問題をさまざまな観点から考察することで、現代社会に必要な複眼的な思考力を養う。
【授業の概要】
生命倫理は1970年代に米国で産声をあげた比較的新しい学問である。その問題領域は多岐にわたり、総合科学的な性格を有する。生命医療テクノロジーの急速な進歩に伴い従来の倫理では対処できない諸問題が噴出し、今日これらが伝統的な人間観、自然観、死生観を揺るがしている。講義ではこの事態をどう受け止めるべきか、さまざまな観点から検討する。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 生命倫理とは何か−ガイダンスをかねて
第 2回 ナチズムと優生学
第 3回 自律とパターナリズム
第 4回 遺伝子と予測医療
第 5回 「死」の定義と脳死
第 6回 臓移移植と人体の商品化
第 7回 生殖医療の現在−不妊は病気か   
第 8回 エンハンスメントの生命倫理
第 9回 人間の尊厳とは何か
第10回 人格とは何か−現代パーソン論の射程 
第11回 アシュリー療法の是非
第12回 安楽死問題
第13回 終末期の選択   
第14回 死生観の諸相    
第15回 死刑制度と生命倫理
テキスト・参考書
教科書は使用しない。PPTの授業資料を配布する。
授業時間外の学修
盛永・松島編『医学生のための生命倫理』丸善出版
日本生命倫理学会編『生命倫理百科事典』丸善出版
成績評価の方法と基準
授業感想文と試験による総合評価
備  考
「人生の哲学」を受講していなくても支障なし。なお、配布資料は要点だけなので、後で授業内容を振り返るには不十分。授業中に紹介する参考文献などを探し求めて勉強してほしい。

科目コード:G-人-1-02-L
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容