シラバス情報

授業科目名
日本文学・言語文化総論
開講年次
1年
開講年度学期
2021年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
担当教員名
藤川 功和
担当形態
オムニバス
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校専修免許・高等学校専修免許 国語)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・教科及び教科の指導法に関する科目 
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の到達目標及びテーマ】
言語によって作品化され、個性化された文学の研究成果について、複数の研究者がそれぞれの専門領域の立場から考究し、日本文学研究の全体像に迫ろうとする共同思考、集団思考の総論的科目である。
オムニバス形態の科目をおくことによって、グローバルな視野と洞察力を持つ学際性に優れた人材を育てようとする。
【授業の概要】
【授業計画】                 講    義    内    容
教  授 藤川 功和  日本中世文学の各ジャンルを代表する作品を横断的に輪読し、中世文学の特質について考察する。
教  授 灰谷 謙二  論理と情緒の両面を支える表現媒体であり、日本文化の具体的な形を支える日本語の特質を環境・風土の
              観点から考究する。
教  授 柴 市郎  近現代文学の中から著名な短編小説を取り上げ、テクスト論的視点から分析・読解をおこなう。
教  授 光原 百合  謎と幻想に魅かれると同時に知と論理に憧れる、人間の両面性が生み出した文学ジャンルが推理小説
              である。その源流と歴史を俯瞰し、人間の本質に迫る。
准教授 鷹橋 明久  中国文学史の視点から中国の詩・小説をとりあげ、日本の古典文学にうかがえる中国文学の受容について
             比較考察し、日中両国の文化・文学の相似性・相違性について考える。
准教授 小畑 拓也  現代日本文学・文化を考える上で無視出来ない欧米主導によるグローバル化の中で、間テキスト的に展開
             する言語文化の位置をアメリカの事例を中心に検証する。その際、従来の文字テクストの枠組みにとらわれ
             ることなく、現代のメディア事象を広く考察の対象とする。
教 授 藤井 佐美  文学・民俗学・宗教学の研究方法を概観し、具体的な伝承事例から日本文化史における精神性・芸術性につ
             いて考察する。
テキスト
適宜紹介。
参考書・参考資料等
学生に対する評価
総合評価。
備  考