博物館情報・メディア論

2年

2021年度前期

2.00単位

C-CL-202L

安部　孝典

単独

情報・メディアの歴史と定義を理解し、具体的にそれらを有効に活用する方法を養うことで、博物館とメディアの関係が理解できることを目標とします。

情報・メディアの普遍的意義や種類を理解すると共に、博物館や美術館、あるいは教育や研究活動を進める上で、情報の提供やメディアの活用方法について基礎的な能力を養います。また、今日のメディアの急速な発展と普及による価値と問題を考察し、高度情報化社会に対応した新しい博物館情報のあり方を学習します。

第　１回　オリエンテーション：情報技術、メディア環境の変化
第　２回　視聴覚メディアの理論と歴史（１）：映画の誕生と無声映画
第　３回　視聴覚メディアの理論と歴史（２）：トーキー と古典的ハリウッド映画
第　４回　視聴覚メディアの理論と歴史（３）：映画のリアリズムと新しい波
第　５回　視聴覚メディアの理論と歴史（４）：ビデオ時代と映像の未来
第　６回　メディアとしての博物館（１）：展示映像、音声ガイド
第　７回　メディアとしての博物館（２）：デジタル・アーカイブ、バーチャル・ミュージアム
第　８回　メディアとしての博物館（３）：映像技術、インタラクティブ・メディア
第　９回　博物館メディアの役割と学習活用（１）：デジタル化のメリットとその技法
第１０回　博物館メディアの役割と学習活用（２）：各地の博物館・美術館の常設展におけるデジタル技術の活用例
第１１回　博物館メディアの役割と学習活動（３）：知のオープン化、ソーシャルメディアによる情報発信
第１２回　デジタル・アーカイブの現状と課題：デジタル・ミュージアム、VRとAR
第１３回　博物館と知的財産（１）：著作権の概要、保護期間、権利制限
第１４回　博物館と知的財産（２）：博物館資料の取り扱いが問題となるケース
第１５回　まとめと補足

適宜プリントを配布します。

授業内容にそって、適宜紹介します。

平常評価（出席や授業コメント）：５０％と期末レポート：５０％によって評価します。