教員名 : 山田 祐子
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授業科目名
文化財保存学概論
開講年次
1年
開講年度学期
2021年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
A-RC-101L
担当教員名
山田 祐子
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
博物館学(受講経験が無くても良い)
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
日本の文化財の定義や概念について学ぶ。さまざまな環境におかれた文化財の劣化や、それに対する対策について知ることで、文化財の保存・修復についての基礎的理念を身につける。
【授業の概要】
文化財保護法制定までの流れとその内容を通して、日本における文化財保護の歴史および文化財の定義や概念について学ぶ。また、文化財を劣化させるさまざまな要因について具体例を交えて紹介し、文化財を保存する上で必要な保存環境について学ぶ。さらに、日本の文化財の形態や構造を知り、作品修復に使用される材料や道具に触れることで日本文化や文化財を構築する材料への理解を深める。
【授業計画と授業の方法】
第1回:文化財保護法の制定
第2回:文化財の定義と概念について 第3回:保存環境(文化財の劣化要因−温湿度、光−) 第4回:保存環境(文化財の劣化要因−大気汚染、生物、その他−) 第5回:予防的保存対策について 第6回:装こう文化財の形態・構造について 第7回:作品調査について 第8回:修復事例紹介 第9回:実習(作品調査) 第10回:装こう文化財の修復に使用される材料(紙、絹) 第11回:装こう文化財の修復に使用される材料(接着剤) 第12回:実習(糊炊き、フノリ炊き) 第13回:実習(補修) 第14回:実習(裏打ち) 第15回:実習(裏打ち) テキスト・参考書
教科書は使用せず、必要に応じてプリント配布
授業時間外の学修
成績評価の方法と基準
授業・実習への参加態度、課題レポート
備 考
その日の講義の復習を行い、質問や意見、感想を述べて欲しい。
担当教員の実務経験の有無
〇
実務経験の具体的内容
文化財の保存、修復に携わっている教員による授業
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