シラバス情報

授業科目名
日本画実習1
開講年次
2年
開講年度学期
2021年度前期、2021年度後期
単位数
12.00単位
科目ナンバリング
A-SJ-201P
担当教員名
中村 譲、鈴木 恵麻、吉原 慎介
担当形態
複数
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校及び高等学校 美術)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・絵画(映像メディア表現を含む)
この授業の基礎となる科目
総合基礎実習、構成実習、デッサン基礎実習、彫刻実習
次に履修が望まれる科目
日本画実習2
【授業の目的と到達目標】
日本画の基礎となる写生の必要性を、人体デッサンや風景スケッチ、動物写生等を通して理解する。また箔や裏打ちの材料研究を行い、日本画の基礎的な技術と表現方法を習得することを目指す。
【授業の概要】
前期は静物、動物、風景のテーマで制作を行う。後期は自画像〈絹本〉で、日本画の素材と技術を体験する。コンクール形式の風景制作課題では自身の到達度を相対評価する。年度末には初めての自由課題制作を行い、2、3年生の合同講評会に参加する。授業計画1回分を同一週内で実施する。
【授業計画と授業の方法】
第1回:【静物制作】モチーフセット、エスキースによる構図検討(540分=6時限)
第2回:【静物制作】デッサン、小下図、大下図、彩色開始(540分=6時限)
第3回:【静物制作】描き込み(540分=6時限)
第4回:【静物制作】描き込み、仕上げ、講評(540分=6時限)
第5回:【動物スケッチ】クロッキー(540分=6時限)
第6回:【動物スケッチ】デッサン/風景スケッチ(540分=6時限)
第7回:【人体デッサン】クロッキー、観察による素描、提出(540分=6時限)
第8回:【風景制作Ⅰ】取材、スケッチ、小下図、大下図(540分=6時限)
第9回:【風景制作Ⅰ】画材準備、骨描き、下塗り(540分=6時限)
第10回:【風景制作Ⅰ】描き込み(540分=6時限)
第11回:【風景制作Ⅰ】仕上げ、講評(540分=6時限)
第12回:【動物制作】スケッチ、エスキース、小下図、大下図(540分=6時限)
第13回:【動物制作】骨描き、下塗り(540分=6時限)
第14回:【動物制作】描き込み(540分=6時限)
第15回:【動物制作】描き込み、仕上げ、講評(540分=6時限)
第16回:【自画像〈絹本〉制作】課題説明、自画像デッサン(540分=6時限)
第17回:【自画像〈絹本〉制作】工程説明、下準備、骨描き、描き込み(540分=6時限)
第18回:【自画像〈絹本〉制作】描き込み、仕上げ、講評(540分=6時限)
第19回:【人体デッサン/裏打ち講義】(540分=6時限)
第20回:【風景制作Ⅱ】(クラス内コンクール)50号 風景制作Ⅰからの展開、取材、準備等(540分=6時限)
第21回:【風景制作Ⅱ】骨描き、〈彩色〉序盤、下塗り等(540分=6時限)
第22回:【風景制作Ⅱ】〈彩色〉中盤、描き込み(540分=6時限)
第23回:【風景制作Ⅱ】〈彩色〉終盤、仕上げ、順位公表、講評(540分=6時限)
第24回:【人物制作Ⅰ】デッサン、小下図、大下図(540分=6時限)
第25回:【人物制作Ⅰ/箔講義】下塗り、描き込み(540分=6時限)
第26回:【人物制作Ⅰ】描き込み(540分=6時限)
第27回:【人物制作Ⅰ】仕上げ、講評(540分=6時限)
第28回:【自由制作】取材、表現の素材選択、準備等(540分=6時限)
第29回:【自由制作】下塗り、描き込み(540分=6時限)
第30回:【自由制作】仕上げ 2・3年生合同講評会(540分=6時限)
※《動物スケッチ》は5月中旬から下旬に福山動物園にて、また《風景スケッチ》では5月中旬から下旬に一泊二日でスケッチ旅行(行き先/広島・岡山県内)を実施する予定。
テキスト・参考書
使用しない。
授業時間外の学修
画集などの資料を必要に応じて提示する。
成績評価の方法と基準
実習への取り組み(30%)と、提出作品による表現技術の達成度(70%)を総合的に評価する。
備  考
積極的に取材や作品鑑賞をすること。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
創作活動、制作活動を行っている芸術家による実習