版画制作演習

2年

2021年度後期

2.00単位

A-SF-224S

高垣　秀光

単独

教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目（中学校及び高等学校　美術）
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・絵画（映像メディア表現を含む）

・独りよがりの表現に陥らないよう、プロダクティブで社会性を伴う形に完成させていく表現の過程を重視。
・自分のアイデアを仲間と共により良いものに改善し、ブラッシュアップするディスカッション過程を重視。
・ひとつの表現のために扱う素材を多角的に観察できる視野を持てることを目標にする。

・版は立体である構造を理解し、版となる素材とそれを扱う様々な技法を体験し、平面のイメージに展開させる方法を学ぶ。
・版が立体であることをより理解できるよう、凸版（木版）凹版（銅板）孔版（シルクスクリーン）を主に用い版による平面表現の可能性を学ぶ。
・版画を印刷という視点から学び、日常生活にある様々なものが版・型で作られていることに意識を向ける機会にする。
・ワークショップ・デモンストレーション形式で様々な版の表現を理解する。
・刷る色を変え、刷る順番を変えてバリエーションを作り、版がもたらす複数性とその可能性を実習する。

第　１回　「木版技法を使ってオリジナル封筒を作る」木版技法・デモンストレーション・下絵制作説明
第　２回　制作１−彫を理解する
第　３回　制作２−刷りーいろいろな刷り方を理解する
第　４回　制作３ー紙のいろいろー紙の特徴を学ぶ
第　５回　ディスカッション形式による中間講評
第　６回　制作４−版を展開させる（色・形・組み合わせを変えてみる）
第　７回　制作５−本刷り（完成刷り）
第　８回　版のいろいろ　デモンストレーション　銅版画・石版画
第　９回　「シルクスクリーン技法を用いてオリジナルトートバッグを作る」
　　　　　シルクスクリーン・デモンストレーション・下絵制作明
第１０回　制作６−版の構造を理解する
第１１回　制作７−下絵の作り方焼き付け方のいろいろ
第１２回　制作８−刷のいろいろ
第１３回　ディスカッション形式による中間講評
第１４回　制作９−本刷り（完成刷り）
第１５回　講評　作品提出　総合ディスカッション　

オリジナルテキスト使用・蔵書から随時抜粋しプリント配布

蔵書・参考作品を随時利用・紹介

・制作への取り組み方・ディスカッションへの参加度・作品の完成度

・画集やインターネット情報による版画情報の収集と作品鑑賞に努める
・自分の得た情報をファイル化。
・定員を前期、後期それぞれ１５名程度とする。履修希望者は「抽選登録」をすること。履修希望者が大きく定員を超える場合は、短期留学生、高学年の学生の履修を優先的に許可することがある。
・材料費として実習費7,000円程度が必要。

〇

創作活動、制作活動を行っている芸術家による実習