教員名 : 健山 智子
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授業科目名
メディアグラフィックス概論
開講年次
2年
開講年度学期
2021年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
A-RC-202L/G-HU-203L
担当教員名
健山 智子
担当形態
【科目の位置付け】
情報技術の急速な進化に伴い,画像・映像処理技術だけでなく芸術の世界にも一般に浸透してきている.れらの技術の応用は,医療支援や教育支援,そして文化継承などへも広く貢献し,10年前と比較しても大きく我々の生活は大きな変化を遂げている.ゆえに,芸術を学ぶ学生にとっても,コンピュータグラフィックスの基盤となる技術がどのような諸手続きのもとで構成され,我々へどのように提示されるかについての理解が必要である.この技術が今日,どのような形で地域社会へ貢献をもたらしているかを深く議論することは,新たな芸術・映像の応用技術だけでなく,より魅力の高い創造力と広い視野からの造成力の育成として大きな位置づけとなる
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
画像,音声,コンピュータグラフィックス,バーチャルリアリティなど,メディア情報が芸術においてどのような影響をもたらし,ともに進化を遂げているか,について,講義中の調査・討論から以下の習熟を目指す.
ー基礎技術・応用技術 ー技術の進化の歴史と今後の展望 ー過去から現代,未来におけるメディアグラフィクスの変遷 【授業の概要】
本科目では,CG(=コンピュータグラフィックス)・VR(=バーチャル・リアリティ)をメインとして取り扱い,構成される基盤技術だけでなく,その技術における歴史,そして現代社会において,芸術創造のみならず,文化遺産や医療への貢献,様々な分野との融合による新たな技術進化について,座学形式で修学する.
前半では,CG, VRの技術内容の基礎について理解し,後半では,日本画や歴史絵巻物,歴史建造物におけるデジタル・アーカイブ,歴史建造や町並み空間のバーチャル時代ツアー,仮想空間上における地域体験,医療技術や教育への買う超技術について議論を行う. 【授業計画と授業の方法】
第1回: 講義の概要と説明,マルチメディア・マルチメディアコンテンツとは
第2回: コンピュータグラフィックス,メディアグラフィクスの技術の進化 第3回: コンピュータビジョン,コンピュータグラフィックスの基本的な技術 第4回: 拡張現実技術と基本的な技術 第5回: メディアグラフィクスにおける機材や装置 第6回: メディアグラフィクス1:バーチャルツアー.避難シミュレーション 第7回: メディアグラフィクス2:フライトシミュレーション,訓練への応用 第8回: メデイアグラフィクス3:教育分野で期待されるメデイアグラフィクス活用 第9回: メディアグラフィクス3:医療・リハビリテーション 第10回: デジタルアーカイブ1:日本画・歴史絵巻アーカイブ 第11回: デジタルアーカイブ2:古都の文化,行事を再現 第12回: デジタルアーカイブ3:メディアグラフィクス活用による歴史事象の再現 第13回: 世界におけるメディアグラフィクスの活用事例 第14回: 日本におけるメディアグラフィクスの活用事例 第15回: 今後のメディアグラフィクス 進捗・理解により内容の順番の入れ替わりが派生する場合もあることを注意してください. テキスト・参考書
毎回の講義の資料をアップロードします.
授業時間外の学修
原木 万紀子:芸術と情報のあいだ 情報を描写するインフォグラフィックの素描,ISBN:978-4-326-80059-9,勁草書房,2018/02/28
成績評価の方法と基準
毎回の講義におけるミニテストと各テーマにおける実践,ミニワークの評価
備 考
1.講義資料の予習・復習を毎回確実に行う.ミニテストの振り返りを行う
2.欠席の場合,次回までにその回の内容を十分に理解する 3.実践講義のため,Webシステム,Google colab,他指定のソフトウェア(Blender)が利用できるパソコンを持ってくること 担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
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