日本語学講義１（古典語）

2年

2021年度後期

2.00単位

J-JLG-211L

藤本　真理子

単独

教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目（中学校・高等学校　国語）
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・国語学（音声言語及び文章表現に関するものを含む。）

　名詞研究の主要トピックから，日本語の歴史的変化への関心を持ち，名詞の研究の視点を理解する。また，関連する言語表現や文法も含め，自ら考える力を身につける。

　日本語文法のトピックのひとつである，名詞に関連する様々な事象について通時的に扱う。
名詞および名詞句を通して，分類方法や文法事象などの問題などを取りあげ，古典から現代までの名詞の様相を知る。　

第　１回　古典語への導入
第　２回 日本語の品詞論とは—古典語資料の紹介—
第　３回 日本語の品詞論とは—研究の観点・用語の整理—
第　４回 名詞について（１）—語種—
第　５回 名詞について（２）—多義語・対義語—
第　６回 名詞について（３）—文体から—
第　７回 名詞の研究史（１）—名詞の分類—
第　８回 名詞の研究史（２）—複合名詞—
第　９回 名詞の研究史（３）—ウナギ文—
第１０回 名詞の分析（１）—定・不定—
第１１回 名詞の分析（２）—指示詞との関連から—
第１２回 名詞の分析（３）—現代語・諸外国語も視野に入れて—
第１３回 名詞の歴史的変化（１）—コロケーション・慣用表現—
第１４回 名詞の歴史的変化（２）—方言資料紹介・古典語実例から—
第１５回 まとめ

プリントを配布する。

随時，紹介する。

毎回のコメントカードおよび期末の筆記試験の結果により判定する。

適宜指示する。

×