シラバス情報

授業科目名
日本文学講義4(近現代)
開講年次
3年
開講年度学期
2021年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
J-JLT-334L
担当教員名
原 卓史
担当形態
単独
【科目の位置付け】
日本近現代文学研究の実践的な読解方法を学ぶ。
この授業の基礎となる科目
日本文学講読
次に履修が望まれる科目
卒業論文執筆
【授業の目的と到達目標】
坂口安吾の文学の精読を行う。文学理論の援用、時代背景の調査、文学史的な位置づけ、メディア・ミックスなど、多角的に検討して作品の射程を測定していく。
【授業の概要】
 坂口安吾の文学を学ぶことを通して、〈無頼派〉や〈新戯作派〉の作家というイメージの相対化をはかる。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 ガイダンス 授業方針の説明
第 2回 「FARCEに就て」
第 3回 「風博士」
第 4回 「姦淫に寄す」
第 5回 「真珠」
第 6回 「白痴」
第 7回 「戦争と一人の女〔無削除版〕」
第 8回 「続戦争と一人の女」
第 9回 「青鬼の褌を洗う女」
第10回 「アンゴウ」
第11回 「肝臓先生」
第12回 「投手殺人事件」
第13回 「夜長姫と耳男」
第14回 「文化祭」
第15回 「保久呂天皇」+まとめ
テキスト・参考書
坂口安吾『桜の森の満開の下・白痴 他十二篇』(岩波書店〔岩波文庫〕 二〇〇八年一〇月)。テキストは新刊でも古本でも構わないので、必ず購入すること。なお、同書未収録作品については印刷物を配布する。
授業時間外の学修
適宜紹介する。
成績評価の方法と基準
リアクションペーパー(=70%)、期末レポート(=30%)
備  考
【予習】作品を事前に読んでください。
【復習】授業で話したことを踏まえながら、改めて作品を読み返してください。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
2015年度から、この科目を担当している。