教員名 : 藤川 功和
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授業科目名
日本文学講義1(上代〜中世)
開講年次
3年
開講年度学期
2021年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
J-JLT-331L
担当教員名
藤川 功和
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校・高等学校 国語) 施行規則に定める科目区分又は事項等・・・国文学(国文学史を含む。) この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
初見の資料に対峙した時に、その資料の本質に迫り得るポイントを的確に見つけ、そのポイントを手掛かりにして、その資料の特色を明らかにする思考力を身につける。
【授業の概要】
主に中古・中世に成立した日記・紀行文の輪読を通して、日記文学の「読み方」を探求する。
【授業計画と授業の方法】
各受講者に初見の資料を配布し、受講者全員で輪読。本文から読み取れるその資料の特色や問題点について議論し、問題点・注目点を整理する。
第 1回 講義の概要説明 第 2回 日記・紀行文の系譜 第 3回 『宇多天皇御記』を読む 第 4回 『土佐日記』を読む① 第 5回 『土佐日記』を読む② 第 6回 『蜻蛉日記』のミカタ 第 7回 物語る『更級日記』 第 8回 日記における死─『讃岐典侍日記』と『高倉院御升霞記』─ 第 9回 『建礼門院右京大夫集』の境界 第10回 中世の「おとこもすなる日記」①─藤原定家『明月記』─ 第11回 中世の「おとこもすなる日記」②─藤原経光と『民経記』─ 第12回 中世の「おとこもすなる日記」③─平経高と『平戸記』─ 第13回 中世の女流日記─『竹むきが記』を読む─ 第14回 戦略としての紀行文─今川了俊『道ゆきぶり』を読む─ 第15回 まとめ─日記・紀行文学の可能性─ テキスト・参考書
特になし
授業時間外の学修
古語辞典(必携。但し、電子辞書でも可。)辞書を持参しない場合、受講を認めない。
成績評価の方法と基準
授業への参加態度、質疑応答の内容、定期的に出題するミニ課題、試験結果等から総合的に判断。
備 考
辞書(古語辞書、もしくは電子辞書)の携帯が必須(不携帯の受講は不可)。
「課題はキツイし、話は訳わからなかったし、受講するんじゃなかった」(昨年度受講生Bさん) 担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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