シラバス情報

授業科目名
日本文学史5(近代)
開講年次
1年
開講年度学期
2021年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
J-JLT-115L
担当教員名
原 卓史
担当形態
単独
【科目の位置付け】
日本近現代文学史を学ぶ。
この授業の基礎となる科目
日本の文学
次に履修が望まれる科目
日本文学講読
【授業の目的と到達目標】
日本近現代文学の代表的な作品を読み、正確な知識を得ることを目指す。
また、取り上げた諸作品への批評眼を養うことを目標とする。
【授業の概要】
日本近代文学の代表的な作品を読み、文学史を概観する。
担当作品について受講者一人5分間の報告と、それに対する質疑と授業担当者の解説を行う。
そのやりとりを通して、代表的な近代文学作品とその作者について学んでいく。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 【ガイダンス】 授業方針の説明
第 2回 【近代の出発】 5分間報告 坪内逍遥「小説神髄」(抄) 二葉亭四迷「浮雲」
第 3回 【紅露の時代】 5分間報告 尾崎紅葉「拈華微笑」 幸田露伴「風流仏」
第 4回 【明治20年代の文学】 5分間報告 樋口一葉「十三夜」 泉鏡花「龍潭譚」
第 5回 【自然主義】 5分間報告 島崎藤村「突貫」 田山花袋「蒲団」
第 6回 【漱石と鴎外】 5分間報告 夏目漱石「夢十夜」 森鴎外「蛇」
第 7回 【耽美派】 5分間報告 谷崎潤一郎「刺青」  佐藤春夫「西班牙犬の家」
第 8回 【白樺派】 5分間報告 志賀直哉「范の犯罪」 武者小路実篤「お目出たき人」
第 9回 【新思潮派】 5分間報告 芥川龍之介「藪の中」 菊池寛「形」
第10回 【新感覚派】 5分間報告 横光利一「蠅」 川端康成「夏の靴」
第11回 【プロレタリア文学】 5分間報告 葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」 佐多稲子「キャラメル工場から」
第12回 【新興芸術派】 5分間報告 井伏鱒二「鯉」 梶井基次郎「愛撫」
第13回 【昭和十年代の文学】 5分間報告 太宰治「魚服記」 中島敦「名人伝」
第14回 【無頼派・新戯作派】 5分間報告 石川淳「焼跡のイエス」 坂口安吾「桜の森の満開の下」
第15回 【第三の新人】 5分間報告 安岡章太郎「悪い仲間」 吉行淳之介「驟雨」 + まとめ
テキスト・参考書
プリントを配布する。
授業時間外の学修
適宜紹介する。
成績評価の方法と基準
授業への取り組み・5分間報告・小テスト=50%、期末試験=50%
備  考
【予習】作品と、文学史(国語便覧)の該当個所を事前に読んでおくこと。
【復習】こまめにノートをとり、よく復習して授業に臨むこと。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
2015年度から、この科目を担当している。