教員名 : 松田 聡
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授業科目名
日本文学史1(上代)
開講年次
1年
開講年度学期
2021年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
J-JLT-111L
担当教員名
松田 聡
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校・高等学校 国語) 施行規則に定める科目区分又は事項等・・・国文学(国文学史を含む。) この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
日本文学史2
【授業の目的と到達目標】
上代日本文学の主要作品(主に古事記・風土記・万葉集)に触れながら、文学とは何か、文学史とは何かということについて考察する。日本文学史の劈頭を飾るこれらの作品について、自らの見識で語れるようになることを目標とする。
【授業の概要】
上代日本の古典作品は「日本」という国の成立と深く関わっている。本講義では、作品の成立事情に留意しながら上代の主要作品を読み、その特質と意義を考察する。上代文学がいかにして日本文学の源流たりえているかという点に留意したい。なお、上代特有の語彙や表記法についても言及する。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 上代文学概説(1)—何故文学史を学ぶのか
第 2回 上代文学概説(2)—上代における日本語の表記と音韻 第 3回 『古事記』(1)—「日本神話」から「古事記神話」へ 第 4回 『古事記』(2)—天地創成神話 第 5回 『古事記』(3)—アマテラスとスサノヲ① 第 6回 『古事記』(4)—アマテラスとスサノヲ② 第 7回 『古事記』(5)—オホクニヌシと因幡のしろうさぎ 第 8回 『古事記』(6)—オホクニヌシの国譲りと天孫降臨 第 9回 『風土記』(1)—古風土記の成立と常陸国風土記 第10回 『風土記』(2)—播磨国風土記・出雲国風土記 第11回 『万葉集』(1)—古代の恋歌 第12回 『万葉集』(2)—序詞と古代和歌 第12回 『万葉集』(3)—宮廷歌集としての『万葉集』 第13回 『万葉集』(4)—死を悼む歌 第14回 『万葉集』(5)—『万葉集』と中国文学 第15回 総括—上代文学をどう捉えるか 定期試験は実施しない。第15回にレポートを提出。 (進度・受講生の興味関心などによって、シラバスの内容・順番を変更する場合がある) テキスト・参考書
適宜プリントを配布する。
授業時間外の学修
・新編日本古典文学全集『万葉集』『古事記』『風土記』『日本書紀』
・岩波文庫『万葉集』『日本書紀』 ・角川ソフィア文庫『新版 万葉集』『新版 古事記』『風土記』 その他、教場で参考文献一覧を配付する。 成績評価の方法と基準
受講態度(出欠を含む)・毎回のリアクションペーパーの内容(50%)、レポート(50%)を総合して判断します。なお、レポートは以下のようなものを予定しています。
授業との関連で上代文学に関する書籍を2冊以上読み、自由に題を設定して論じる。 ・A4用紙に5枚程度+表紙(題目・学籍番号・氏名) ・提出はポータルサイトへ 備 考
上記参考書などによって、『万葉集』『古事記』『風土記』の中身に触れておくことが望ましい。
担当教員の実務経験の有無
有
実務経験の具体的内容
国語科教諭(高等学校)
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