シラバス情報

授業科目名
文化社会学
開講年次
1年
開講年度学期
2021年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-SS-144L
担当教員名
阿部 純
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
社会学は「常識的なものの見方」を相対化し、現実の背後にある事象を解明する学問である。この講義では、「カメラ」「テレビと動画」「インターネット」「音楽」「ファッション」「マンガ」「ゲーム」「夏フェス」「書店」など、生活に身近な現代文化を取り上げ、フィールドワークを踏まえた考察を深めることによって、文化社会学の基礎的な思考法を身につける。グループワークやプレゼンテーションを交えて進行するので、履修者の主体的な参加が求められる。
【授業の概要】
本講義では「社会学」という学問分野の大まかな見取り図について、主に文化社会学で扱われるトピック(都市・消費社会論)を扱いながら解説する。各回のテーマに沿って、社会学理論を概説するとともに、その事象に関係する映像鑑賞・分析なども積極的に取り入れていく。ディスカッションやグループワークの形式を多用しながら進めていくので、受講生には授業への積極的な参加が求められる。
【授業計画と授業の方法】
第1回 「文化」とは何か —文化社会学の視座
第2回 90年代と「いま」を比較する
第3回 「メディア」の文化 —カメラ
第4回 「メディア」の文化 —テレビと動画
第5回 「メディア」の文化 —インターネット
第6回 事例分析1—テーマの選定、インタビュー調査
第7回 「趣味」の文化—音楽
第8回 「趣味」の文化 —ファッション
第9回 「趣味」の文化 —マンガ
第10回 事例分析2 —文献調査
第11回 「現場」の文化—夏フェス
第12回 「現場」の文化 —書店
第13回 事例分析3 —発表準備
第14回 事例分析4 —プレゼンテーション(前半)
第15回 事例分析5 —プレゼンテーション(後半)
テキスト・参考書
高野光平・加島卓・飯田豊編著『現代文化への社会学 —90年代と「いま」を比較する』(北樹出版、2018年)
授業時間外の学修
近森高明・工藤保則編『無印都市の社会学 —どこにでもある日常空間をフィールドワークする』(法律文化社、2013年)、井上俊・長谷正人編『文化社会学入門 —テーマとツール』(ミネルヴァ書房、2010年)ほか、随時紹介する。
成績評価の方法と基準
授業内の小レポート(20)、グループワーク+発表(40)、試験(40)
備  考
初回の講義までにテキストの1章を読んでおくこと。

科目コード:G-社-1-44-L
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容