教員名 : 餅川 正雄
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授業科目名
職業指導
開講年次
3年
開講年度学期
2021年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
E-CS-303L
担当教員名
餅川 正雄
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校 商業) 施行規則に定める科目区分又は事項等・・・商業の関係科目 この授業の基礎となる科目
教職に関する科目
次に履修が望まれる科目
特になし
【授業の目的と到達目標】
1 主要なキャリア理論から、現代の高校生を指導する際に活用できる内容を抽出できる。
2 進路指導における自分探し・夢探しの指導について、自分の意見を述べることができる。 3 人は何故働くのか、何のために働くのかという哲学的な問いに、簡潔に答えることができる。 4 高等学校での生徒の進路相談を想定して、実際の場面での留意事項を列挙できる。 【授業の概要】
1 アメリカの職業指導・進路指導・キャリア教育の歴史的発展過程と主要なキャリア理論を学ぶ。
2 わが国の職業教育・進路指導・キャリア教育の歴史的発展過程を学ぶ。 3 進路指導・キャリア教育の諸活動と教師の役割について考察する。 4 高等学校段階における進路指導計画とその実践上の留意事項について考察する。 【授業計画と授業の方法】
第 1回 アメリカの職業指導(Vocational Guidance)の歴史的発展と ① パーソンズ理論「四角いクギは四角い穴に」
第 2回 わが国の職業指導の歴史的発展と ② マズロー理論「欲求6段階説」 第 3回 ライフプランに活かす ③ スーパー理論「ライフステージ(時間軸)」と「ライフロール(役割)」 第 4回 キャリア・アイデンティテイを考える ④ シャイン理論「8つのキャリア・アンカー」と ④ 金井理論 第 5回 キャリア教育(Career Education)で育成を目指す能力と ⑤ サヴィカスの「21世紀のキャリア理論」 第 6回 キャリア教育の活動と ⑥ クランボルツ理論「計画された偶然性理論」 第 7回 生徒の自己理解のための指導と ⑦ フロイト理論「エス・自我・超自我」 第 8回 教師による進路情報の収集と ⑧ アドラー理論「嫌われる勇気をもとう」と ⑨ フロム理論「愛は技術である」 第 9回 高校生のインターンシップの実施と ⑩ ホランド理論「ヘキサゴン(REASEC)」 第10回 キャリア・カウンセリングの実際と ⑪ ロジャース理論「傾聴の3条件」と ⑫ ジェラットの意思決定理論 第11回 ホームルーム担任の進路相談の実際と ⑬ ホール理論「プロティアン・キャリア」 第12回 ホワイト企業・ブラック企業の見分け方と ⑭ クラムの「メンタリング理論」 第13回 フリーター問題やニート問題を考えさせる指導と ⑮ イバーラ理論「キャリアチェンジ術」 第14回 高等学校3年間を見通した進路指導と ⑯ シュロスバーグ理論『人生の転機を乗り越える3ステップ」 第15回 若者の早期離退職に関する諸問題と ⑰ デール理論「5種類のキャリアの成功」と講義全体の総括(まとめ) テキスト・参考書
文部科学省『生徒指導提要』 平成22年3月 教育図書 ¥337- その他、キャリア理論などについての学習資料は、授業者が作成したものを授業中に配付する。 授業時間外の学修
國分康孝(2011) 『カウンセリングの技法』 誠信書房
成績評価の方法と基準
課題レポート「10種類のキャリア理論のまとめと感想」(A4版・1,000文字×10枚)以上によって、総合的に評価する。なお、レポートの約半分(500文字程度)は、理論のまとめとし、残りの半分は自分の意見や感想として明確に区分して論述する。
備 考
新聞・雑誌などから、最近の雇用情勢に関する最新情報を収集すること。
授業で紹介するキャリア理論の他に各自がインターネットで検索した別のキャリア理論やメンタリング理論についてレポートを作成することも許容する。 担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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