教員名 : 森本 幾子
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授業科目名
経済史
開講年次
2年
開講年度学期
2021年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
E-EC-212L
担当教員名
森本 幾子
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校 商業) 施行規則に定める科目区分又は事項等・・・商業の関係科目 この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
日本経済史、日本経済論
【授業の目的と到達目標】
経済に対する歴史的な考察を行うことによって、国際社会における様々な問題や身近な経済活動について、自分なりの意見を持つようになることが本講義の目標である。
【授業の概要】
日本の産業革命は、外国資本を排除したなかで企業勃興が進み、それに対する銀行の融資が行われたことに特徴がある。その後、日清戦争・日露戦争の過程で企業勃興が展開し、日本は、産業革命を成し遂げることができた。本講義では、近代日本経済のあゆみを、産業革命と日清戦争・日露戦争を通して考察することによって、日本の資本主義の特徴についての理解を深めることを目的とする。
【授業計画と授業の方法】
第1回 明治維新の変革と資本主義の形成
第2回 世界市場への参入−幕末の開港とその影響− 第3回 外資排除のもとでの民業育成 第4回 「征韓論の西郷」対「殖産論の大久保」 第5回 外圧への商人的対応とその成功−有力日本商人の資金蓄積− 第6回 世界恐慌と松方デフレ 第7回 日本銀行の設立過程 第8回 資本制企業の勃興 第9回 日清戦争開始への道 第10 回 戦争を支えた経済力 第11 回 日清戦後の企業勃興 第12 回 近代都市での人口漸増 第13回 日露戦争開始への道 第14回 累積する外債 第15回 日露戦後処理−近代日本史の分岐点− テキスト・参考書
講義プリントを配布する。
授業時間外の学修
石井寛治『日本の産業革命 日清・日露戦争から考える』(講談社、2012年)、石井寛治『資本主義日本の歴史構造』(東京大学出版会、2015年)その他、講義を進める中で適宜紹介する。
成績評価の方法と基準
学期末試験(50%)、コメント用紙(50%)によって評価する。
備 考
1.毎回配布資料かパワーポイントのいずれかを使用して講義形式で進める。
2.講義プリントをよく読み、予習・復習を行うこと。 3.15回の講義のうち、何度かコメント用紙(200字以上)を記入し、提出する。 4.板書や画面内容の写真撮影は認めていない。 担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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