シラバス情報

授業科目名
経済学史
開講年次
2年
開講年度学期
2021年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
E-EC-211L
担当教員名
林 直樹
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
経済学入門1・2
次に履修が望まれる科目
日本経済論
【授業の目的と到達目標】
(1)現代経済学の基礎となっている考え方を生み出した経済学者たちと、その歴史的社会的背景に関する知識を習得する。
(2)経済諸学説間の継承と断絶、分化と統合のありかたについて理解し、現代経済学の成立過程を論理整合的に把握する。
【授業の概要】
 経済学という学問の形成過程を歴史的に追いかけることで、ミクロ経済学、マクロ経済学、経済史といった諸学科から構成される現代経済学の立体的な見取図、あるいは全体像を描き出すことを目的とする。
 具体的に取り上げるのは、17世紀から20世紀までの、イギリスを中心とする西欧の経済学者たちとその経済諸学説である。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 重商主義とロー・システム
第 2回 重農主義—ケネー「経済表」を読み解く—
第 3回 ヒュームの社会思想
第 4回 スミス『道徳感情論』
第 5回 スミス『国富論』(1)
第 6回 スミス『国富論』(2)
第 7回 自由か保護か—リカード対マルサス—
第 8回 経済学批判—マルクスを中心に—
第 9回 限界革命(1)
第10回 限界革命(2)
第11回 新古典派経済学(1)—部分均衡論—
第12回 新古典派経済学(2)—一般均衡論—
第13回 オーストリア学派の展開
第14回 ケインズ『一般理論』(1)
第15回 ケインズ『一般理論』(2)
テキスト・参考書
授業レジュメを配布します。
授業時間外の学修
適宜、指示します。
成績評価の方法と基準
期末試験(70%)の結果に、コメントシート(30%)の提出状況を加味して評価します。
備  考
復習を欠かさないこと、特に、毎回の整理を怠らないことを求めます。
なお、対面式実施・オンライン実施を問わず、Teamsで資料(レジュメ等)を共有して授業を進めていきます。板書もTeams上で行います。すべて録画しますので、オンデマンドにも対応します。履修者の皆さんは、自らの学びを勢いづけるうえで最も望ましいと思える方法を選んでください。楽をして学問はできませんが、学問は裏切ることなく、努力したぶんは必ず糧となって自らのうちに残ります。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容