教員名 : 大畑 和典
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授業科目名
特別活動の指導
開講年次
カリキュラムにより異なります。
開講年度学期
2020年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
担当教員名
大畑 和典
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分…道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目 施行規則に定める科目区分又は事項等…道徳の理論及び指導法 【授業の到達目標及びテーマ】
1【総合的な学習の時間の意義と原理を理解する。】
(1)総合的な学習の時間の意義と役割について、教科を越えて必要となる資質・能力の育成の視点から理解している。 (2)総合的な学習の時間を計画するにあたって、学習指導要領における目標や考え方や留意点を理解している。 2【総合的な学習の時間の指導計画作成の考え方を理解し,その実現のために必要な基礎的能力を身につけるとともに、指導と評価及び実践上の留意点を理解する。】 (1)各教科等との関連を図ることの重要性と、その具体的な事例を理解している。 (2)主体的・対話的で深い学びを実現する単元学習の重要性を理解している。 3【特別活動の意義、目標及び内容を理解する。】 (1)学習指導要領における特別活動の目標及び主な内容を理解し、各教科等との関連を理解している。 (2)学級活動や生徒会活動、学校行事等の特質を理解している。 4【特別活動の指導の在り方を理解する。】 (1)教育課程への位置づけを理解し、その取り組みの評価や改善の重要性を理解している。 (2)話し合い活動や集団活動等の意義や指導の在り方を理解している。 (3)特別活動における家庭・地域住民や関係機関との連携の在り方について理解している。 【授業の概要】
総合的な学習の時間は、探求的な活動の中で横断的・総合的な学習を通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていく資質・能力を養うことを目指す。また特別活動は集団での活動を通して、課題の発見や解決を図り、よりよい集団ひいてはよりよい社会生活を営む上で必要となる「人間関係形成」「社会参画」「自己実現」を目指すものであり、アプローチの違いはありながらも自己の成長や集団の成熟を目指した指導に他ならない。総合的な学習の時間及び特別活動それぞれの基本的な性格、教育的意義や目標を理解し、実際に指導されている内容を基に、課題設定やその解決、集団づくりや活動の在り方など、実際の指導場面を想定しながら、その指導や意義について考えていく。
【授業計画】 講 義 内 容
第1回:特別活動及び総合的な学習の時間の意義や目標
第2回:特別活動及び総合的な学習の時間の位置づけと各教科等との関連 第3回:特別活動の基本的な性格と教育的意義と各教科等との関連 第4回:学級活動の特質とその指導 第5回:生徒会活動の特質とその指導 第6回:学校行事の特質とその指導 第7回:特別活動の全体計画と各活動の年間指導計画の立案 第8回:集団活動、話し合い活動の意義とその指導 第9回:特別活動の指導と評価 第10回:総合的な学習の時間における教科を越えた資質能力の育成 第11回:総合的な学習の時間の年間指導計画の立案 第12回:総合的な学習の時間の指導の実際 第13回:総合的な学習の時間の評価及び留意点 第14回:探求的な学習への支援 第15回:特別活動における家庭・地域連携の在り方 定期試験 テキスト
文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年3月公示)解説 特別活動編』(東山書房)
文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年3月公示)解説 総合的な学習の時間編』(東山書房) 文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年3月公示)解説 特別活動編』 文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年3月公示)解説 総合的な学習の時間編』 参考書・参考資料等
文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年3月公示)本体』(東山書房)
文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年3月公示)本体』 その他、授業で紹介する。 学生に対する評価
試験成績(50%)、レポート(30%)、授業参加状況(意欲・関心・態度・思考力・判断力・表現力)(20%)
備 考
テキスト及び配布資料を熟読し、理解できるところとできないところを明確にしておく。
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