シラバス情報

授業科目名
発達と学習
開講年次
カリキュラムにより異なります。
開講年度学期
2020年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
C-TL-201L
担当教員名
塚本 真紀
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分…教育の基礎的理解に関する科目
施行規則に定める科目区分又は事項等…幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程
【授業の到達目標及びテーマ】
テーマ1;生徒の心身の発達過程及び特徴の理解
目標1-(1)発達とは何か、発達を理解することが教育にどのようにつながるかを説明することができる。発達に影響を及ぼす要因や代表的な発達理論を説明することができる。
目標1-(2)運動・言語・認知・社会性の発達について、乳幼児期〜青年期までの各時期における特徴を説明することができる。
テーマ2;学習過程に関する基礎的知識の習得
目標2-(1)学びのプロセスや学習指導法の背景理論となる代表的学習理論を説明することができる。
目標2-(2)主体的な学びにつながる動機づけ・集団形成・学習評価のあり方について、生徒の発達の特徴と関連づけて説明することができる。
目標2-(3)学習者の心身の発達をふまえ、代表的な学習指導法・指導形態を効果的に活用して、主体的な学習活動を支える指導の工夫を考案することができる。
【授業の概要】
効果的な教育実践に必要な発達と学習に関する基礎的知識を習得することを目的に、教育心理学領域の基礎理論について、学校現場での出来事・諸課題と関連づけながら講義する。毎回、予習および復習のための課題を課す。
【授業計画】                 講    義    内    容
第1回:発達と学習を支えるしくみ、発達と学習を理解することと教育とのつながり
第2回:発達と学習の基礎理論その1;成熟論的/行動主義的/認知心理学的アプローチ
第3回:発達と学習の基礎理論その2;社会文化的/状況論的アプローチ
第4回:各時期における発達の特徴その1;運動発達
第5回:各時期における発達の特徴その2;考える力の発達
第6回:各時期における発達の特徴その3;心理社会的発達
第7回:各時期における発達の特徴その4;社会性の発達
第8回:発達と動機づけ、代表的な動機づけの理論、自己効力感、学習目標
第9回:アクティブ・ラーニングの視点から「深い学び」を考える−有意味受容学習、発見学習と仮説実験授業−
第10回:アクティブ・ラーニングの視点から「対話的な学び」を考える−協働学習、体験からの学び。課題探求学習−
第11回:アクティブ・ラーニングの視点から「主体的な学び」を考える−自ら学ぶ意欲とコンピテンス、プロジェクト学習、批判的思考、メタ認知−
第12回:アクティブ・ラーニングの視点から「個に応じた学び」を考える−プログラム学習、習熟度別学習、ティームティーチング、適性処遇交互作用−
第13回:学びと適応の評価
第14回:集団関係の発達、学校における集団づくり、適応の理解と支援
第15回:学校教育の今日的課題の考察(話し合い活動)
定期試験
テキスト
中澤潤編 『よくわかる教育心理学』(ミネルヴァ書房) 
参考書・参考資料等
授業で紹介する。
学生に対する評価
試験成績(60%)+予習・復習課題(30%)+授業中のグループワーク(10%)
備  考
指定した範囲を次回講義までに読み、理解した内容や質問を、期限までにポータルサイトで送信する(予習課題)。
授業内容を復習し関連理論を理解した上で復習課題(次回講義で実施)に取り組む。