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						教員名 : 小畑 拓也 
						
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					 授業科目名 
							欧米文学講義 
							開講年次 
							2年 
							開講年度学期 
							2020年度後期 
							単位数 
							2単位 
							科目ナンバリング 
							J-CW-213L 
							担当教員名 
							小畑 拓也 
							担当形態 
							単独 
							【科目の位置付け】 
						この授業の基礎となる科目 
							欧米文学概論 
							次に履修が望まれる科目 
							【授業の目的と到達目標】 
						「記憶」と「記録」をキーワードに欧米の文化事象を分析し、その成果を学術的語彙を用いて詳述することが目標。そのためには文字メディアはもちろん、音声、映像、複合的メディア上に展開する様々な「文学」的要素の理論的手続きに基づいた具体的読解を通じて、様々な「文学」的表現と「記憶」・「記録」との関係、さらにはそれらにまつわる種々の言説の問題点を把握することが必要となるので、授業中に解説する専門用語群を相互に関連付けて分類/整理し、各自の関心に基づいた用語集を作成する。 
							【授業の概要】 
						 特定のキーワードを出発点とした欧米圏のメディア事象分析の方法論を提示し、曖昧な「感性」に左右されない文芸批評・文学研究を実践するための要件について考える。 
							【授業計画と授業の方法】 
						第 1回 オリエンテーション 
							第 2回 「記憶」の文学、「記録」の文学:言葉と「記憶」 第 3回 「記憶」の文学、「記録」の文学:文字と「記録」 第 4回 「記憶」の文学、「記録」の文学:歴史と物語 第 5回 「記憶」の文学、「記録」の文学:歴史という物語、物語の歴史 第 6回 「記憶」、「記録」、「表象」:小さな世界 第 7回 「記憶」、「記録」、「表象」:世界の拡張 第 8回 「記憶」、「記録」、「表象」:混沌と秩序 第 9回 「記憶」、「記録」、「表象」:秩序と混沌 第10回 記述のフェティシズム——「記憶」から「記録」へ:伝説の世界 第11回 記述のフェティシズム——「記憶」から「記録」へ:蒐集と分類 第12回 記述のフェティシズム——「記憶」から「記録」へ:「名状しがたいモノ」 第13回 人間の「リアリティ」——「記録」から「記憶」へ:「現実」と追体験 第14回 人間の「リアリティ」——「記録」から「記憶」へ:「現実」と疑似体験 第15回 人間の「リアリティ」——「記録」から「記憶」へ:「現実」の虚構性 テキスト・参考書 
							資料を配付する。 
							授業時間外の学修 
							授業中に指示する。 
							成績評価の方法と基準 
							授業中のメモ、ノートをもとに受講者が各自でまとめる「レジュメ」形式の小レポート(授業参加状況の確認を兼ねる)を60%、欧米文学関連の書籍を取り上げた書評形式の中間レポートを20%、授業を通じて習得、訓練した術語、理論、文章作法を盛り込んだ最終レポートを20%として算出する。 
							備  考 
							書誌情報に注目して文献資料を意識的に読む習慣をつけておくこと。授業中に提示されたキーワードを自分なりに分類・整理して、語彙を広げていけば、分析・読解の精度を高められる。 
							担当教員の実務経験の有無 
							× 
							実務経験の具体的内容 
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