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						教員名 : 小畑 拓也 
						
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					 授業科目名 
							欧米文学概論 
							開講年次 
							1年 
							開講年度学期 
							2020年度後期 
							単位数 
							2単位 
							科目ナンバリング 
							J-CW-102L 
							担当教員名 
							小畑 拓也 
							担当形態 
							単独 
							【科目の位置付け】 
						この授業の基礎となる科目 
							次に履修が望まれる科目 
							【授業の目的と到達目標】 
						自明のものとしてしまいがちな「文学」という言葉の中にどれほど多様なものが詰め込まれているかを分析的に考察し、それらの関係性を記述する訓練を進める。「文学史」という装置によって特定の文脈に「定位」され、「読み」が確定してしまっているように語られがちな「作品」を、動的に「読み」を生み出し続ける「テクスト」として捉え直し、「読者」としての自分自身の立場を明確にしながら独自の視点からの「読み方」を提示することが目標。 
							【授業の概要】 
						「活字」のみに限定されない欧米のメディア事象を解読するための基礎知識を提示していく。多様なメディア上に展開する「文学」的要素を具体例を交えて読み解きつつ、テクノロジーを基盤とした現代のメディア状況に即した文化情報の分析に関わる理論についても情報を提供していく。 
							【授業計画と授業の方法】 
						第 1回 オリエンテーション 
							第 2回 「文学」の成立要件:ジャンルの定義 第 3回 「文学」の成立要件:韻文と散文 第 4回 「文学」の成立要件:物語とアート 第 5回 「文学」の成立要件:歴史と意識 第 6回 「作品」と「テクスト」:「作品」という単位 第 7回 「作品」と「テクスト」:「作者」と「読者」 第 8回 「作品」と「テクスト」:「作者の死」 第 9回 「作品」と「テクスト」:インターテクスチュアリティ 第10回 「文学」とメディア:メディアの多義性 第11回 「文学」とメディア:メディアの系譜学 第12回 「文学」とメディア:メディアの方法論 第13回 「文学」とメディア:メディアの境界線 第14回 「文学」とメディア:フェティシズムの論理 第15回 「文学」とメディア:動的な「読み」に向けて テキスト・参考書 
							資料を配付する。 
							授業時間外の学修 
							授業中に指示する。 
							成績評価の方法と基準 
							授業中のメモ、ノートをもとに受講者が各自でまとめる「レジュメ」形式の小レポート(授業参加状況の確認を兼ねる)を60%、欧米文学関連の書籍を取り上げた書評形式の中間レポートを20%、授業を通じて習得、訓練した術語、理論、文章作法を盛り込んだ最終レポートを20%として算出する。 
							備  考 
							書誌情報に注目して文献資料を意識的に読む習慣をつけておくこと。授業中に提示されたキーワードを自分なりに分類・整理して、語彙を広げていけば、分析・読解の精度を高められる。 
							担当教員の実務経験の有無 
							× 
							実務経験の具体的内容 
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