シラバス情報

授業科目名
システム工学
開講年次
3年
開講年度学期
2020年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-IN-307L
担当教員名
邵 忠
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
システムの概念・定義からシステム工学の発展、体系を理解し、システムのモデル化および最適化・評価の諸手法を習得し、実際のシステム最適化問題の解決に活用できることを目標とする。
【授業の概要】
システムの理論と実証的研究、人工システムの構築とそのコントロール及び構築・運用の最適化を対象とするシステム工学は、巨大化、複雑化になりつつある、様々なシステムを総合的な見地から解析・設計・試験・運用・評価を行うための、必要不可欠な理論や技術、技法を提供するものである。
当講義では、システムの概念からシステム構築の際のシステム設計・最適化及び評価方法などの内容を習得させ、その一連の勉強を通じてシステム的な考え方を養成し、システム工学の技術と技法を身につけることを目的とする。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 授業ガイダンス
第 2回 システムの概念と定義:概念、定義、目的、意義などの基礎知識
第 3回 システム工学の誕生と発展:システム工学の必要性と役割
第 4回 システムのモデル化とシミュレーション:モデル化とシミュレーションの意味と方法 
第 5回 システムの最適化:巡回セールスマン問題や設備配置問題を例に理解する
第 6回 システム最適化技法:(1-1)分岐限界法の原理と仕組み
第 7回 システム最適化技法:(1-2)分岐限界法の応用手順と問題点
第 8回 中間試験
第 9回 システム最適化の技法:(2-1)遺伝アルゴリズムとその仕組み
第10回 システム最適化の技法:(2-2)遺伝アルゴリズムの応用手順と問題点
第11回 システムの制御:システム制御の理論と発展
第12回 ファジイ理論:人間の曖昧な思考に基づく現実問題を解決する有効な方法論
第13回 ファジイ集合:一般集合論との違い 
第14回 ファジイ推論と制御:日常生活のなかの事例を通じて習得する
第15回 システムの評価:システム評価のツールの階層分析法(AHP)
第16回 期末試験
テキスト・参考書
プリント配布
授業時間外の学修
随時に指示する
成績評価の方法と基準
試験、レポート提出と受講態度で判定する。
備  考
配布したプリント及び参考書を予習し、復習の一環として課題を出す。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
次の経歴・経験を持つ教員による授業

・セメントや大型陶板プラントの建設や試運転に携わった経験
・家電のプリント基板の製造現場での品質検査の業務に携わった経験
・自動車用板ガラス加工品の業界検査委員として、検査実施に参加した経験
・自動車や家電及びアバレル生産ラインなど多数の現場調査の経験