シラバス情報

授業科目名
日本企業論
開講年次
3年
開講年度学期
2020年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-MN-310L
担当教員名
堀越 昌和
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校 商業)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・商業の関係科目
この授業の基礎となる科目
経営学入門、経営戦略論、経営学総論
次に履修が望まれる科目
経営組織論、日本経済論
【授業の目的と到達目標】
企業の特長を十分に理解したうえで、現代のわが国の経済社会のなかで企業が果たすべき役割について、自分なりの意見を表明することができる。
【授業の概要】
現代の日本企業について学びます。この授業の目的は、二つあります。一つは、「企業とは何か」を理解することです。現代は企業の時代と言われますが、皆さんは「企業」と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。この授業では、主に日本の大企業を対象として、企業の基本的な構造や機能について、理論的に理解してゆきます。もう一つは、経済社会のなかで果たすべき企業の役割について、皆さん一人ひとり、あるいは、地域社会とのかかわりを踏まえながら、自分なりの意見を表明できるようになることです。そこで、この授業では、企業経営における経験がある教員により、実際の企業行動がもたらす成果と課題について、事例紹介を通じて、実践的に理解してゆきます。
【授業計画と授業の方法】
第1回 ガイダンス:全体のアウトラインと進め方−自分にとって身近な大企業について、調べてみる
第2回 現代企業をみる視点−6つの企業観の理解
第3回 財・サービス提供機関としての企業(1)−豊かな社会の実現と大企業の実態を理解
第4回 財・サービス提供機関としての企業(2)−大企業の長期戦略・広告活動・国際化を理解
第5回 株式会社としての企業(1)−株式会社の機能と構造を理解
第6回 株式会社としての企業(2)−株式会社の現実を理解
第7回 大企業としての企業(1)−大企業とは何かを理解
第8回 大企業としての企業(2)−日本の大企業の経営者の理解
第9回 組織としての企業(1)−企業組織の諸形態を理解
第10回 組織としての企業(2)−企業の組織と管理論の展開
第11回 家としての日本企業(1)−日本企業と従業員の関係の理解
第12回 家としての日本企業(2)−日本的経営の問題を理解
第13回 社会的器官としての企業(1)−社会に及ぼす企業の影響力の理解
第14回 社会的器官としての企業(2)−社会に果たすべき企業の役割の理解
第15回 まとめ−これまでの授業を踏まえ、企業の特長や果たすべき役割を理解
テキスト・参考書
なし。レジュメを配布します.
授業時間外の学修
「企業論 第4版」三戸浩・池内秀己・勝部伸夫、有斐閣
成績評価の方法と基準
成績評価の方法・基準:講義への取り組み状況(40%)及び定期試験の結果(60%)で評価する。なお、講義を4回以上休んだ場合、定期試験を受験できません。
備  考
レジュメや参考書などを熟読したうえで、インターネットや新聞雑誌などを通じて、企業の情報を入手し、興味と関心を深めること。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容