シラバス情報

授業科目名
経済情報論
開講年次
2年
開講年度学期
2020年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-IN-202L
担当教員名
西岡 茂樹
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校 商業)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・商業の関係科目
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(1)情報化の進展が経済・社会活動にどのような変革をもたらしているかを理解する。
(2)「情報産業」の構造と特性を理解する。
(3)「デジタルエコノミー」の諸相を理解する。
【授業の概要】
1900年代後半に端を発するデジタル技術の急速な進歩は、経済活動は言うに及ばず、社会のあらゆる諸相に大きな影響を及ぼしている。そこで本講では、まず流通・製造・金融という3つの産業界に着目して、情報化の進展が企業活動にどのような変革をもたらしているのかを分析し、続いて情報化の立役者であるコンピュータ産業、情報通信産業、メディア産業の構造とその特性について論じる。また、デジタル技術を駆動力とする「デジタルエコノミー」は、旧来の経済活動とは大きく性質が異なる。GAFA(Google-Apple-Facebook-amazon)の驚異的な発展とその影響力を中心として、その諸相を論じていく。
なお、授業においては毎回のテーマに関連する映像(ビデオ、Web等)を、可能な限り提示していきたい。それによって、情報化の実態を生々しく伝えることができると考える。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 序論 日本経済における情報化の役割と位置付け
第 2回 企業の情報化 〜流通業界〜
第 3回 企業の情報化 〜製造業界〜
第 4回 企業の情報化 〜金融業界〜
第 5回 コンピュータ産業 〜大型コンピュータ業界 IBMと富士通・日立の攻防〜
第 6回 コンピュータ産業 〜PC業界 インテルとマイクロソフトの寡占化〜
第 7回 半導体産業 〜日・米・アジアの攻防〜
第 8回 電気通信産業 〜国営から民営化へ 巨艦NTTの変遷〜
第 9回 電気通信産業 〜挑戦者 KDDI、Softbankの戦略〜
第10回 インターネット産業 〜Yahoo!とGoogleがもたらしたもの〜
第11回 インターネット産業 〜Facebook、Twitter、YouTube等によるソーシャルメディア革命〜
第12回 インターネット産業 〜膨張を続けるAmazon〜
第13回 総合デジタルメディア産業 〜Appleの軌跡〜
第14回 GAFA(Google-Apple-Facebook-Amazon)がもたらすデジタルエコノミーの光と影
第15回 情報化の進展による負の経済効果 〜情報セキュリティの諸相、制度、産業〜
テキスト・参考書
適宜プリントを配布する
授業時間外の学修
適宜指定する
成績評価の方法と基準
授業への取り組み意欲・態度、レポート、期末試験
備  考
とにかく講義に遅刻しない、欠席しない、これが一番、重要である。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容