教員名 : 灰谷 謙二
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授業科目名
日本語学演習
開講年次
1年
開講年度学期
2020年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
担当教員名
灰谷 謙二
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校専修免許・高等学校専修免許 国語) 施行規則に定める科目区分又は事項等・・・教科及び教科の指導法に関する科目 この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の到達目標及びテーマ】
時枝誠記の『国語学原論』を読む。日本の国語学が西欧言語学の影響下で近代化を遂げようとしていた時勢下、国学出自の文法観に立脚しながら、独自の理論を発展させた時枝の言語過程説を理解する。その意義と課題、現代の陳述・モダリティ論の中での位置付けを試みる。時枝によって徹底的に批判の対象となったソシュールの構造主義言語観とはどのようなものかについても並行して理解していく。
【授業の概要】
【授業計画】 講 義 内 容
# 1 ガイダンス
# 2 言語研究の態度と対象把握 # 3 言語構成観と言語過程観 # 4 言語における構造的要素を過程観でどのようにみるか # 5 言語の社会的要素 # 6 各論 音声 # 7 リズムと音節 # 8 音声と音韻 # 9 文字の本質 #10 文法 言語における単位的なもの #11 詞・辞の分類 #12 詞・辞の意味的関連 #13 詞・辞の交替現象 #14 学会の反応と時枝の反論 #15 総括 テキスト
時枝誠記『国語学原論』(上・下)岩波文庫
参考書・参考資料等
学生に対する評価
レポート・課題(80%)授業への参与状況(20%)
備 考
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