シラバス情報

授業科目名
日本の文学
開講年次
1年
開講年度学期
2020年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-HU-112L
担当教員名
原 卓史
担当形態
単独
【科目の位置付け】
様々な作家・作品に触れ、日本文学の面白さを体感する。
この授業の基礎となる科目
なし
次に履修が望まれる科目
日本文学史
【授業の目的と到達目標】
作者の意図、作者が何を考えて作品を書いたのか、といった視点から離れて、柔軟かつしなやかな読解が出来るようになっているかを、授業の到達目標とする。
【授業の概要】
日本の短編小説を読む。明治時代から令和時代までの間に発表された日本近現代文学を味わう。作者の意図、作者が何を考えて作品を書いたのか、といった視点だけではなく、様々な読みの可能性を探る。小説を読むこととは、内容だけではなく、形式や語り(手)にも注目することだということを、授業を通して学ぶことを目的とする。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 ガイダンス 授業方針の説明
第 2回 江國香織「水の輪」
第 3回 則直真衣「月の人」
第 4回 村上春樹「タクシーに乗った男」
第 5回 宮沢賢治「土神ときつね」
第 6回 織田作之助「人情噺」
第 7回 深沢七郎「楢山節考」
第 8回 町田康「一言主の神」
第 9回 円地文子「歌のふるさと」
第10回 角田光代「ふたり」
第11回 よしもとばなな「バブーシュカ」
第12回 久生十蘭「猪鹿蝶」
第13回 江戸川乱歩「屋根裏の散歩者」
第14回 谷崎潤一郎「秘密」
第15回 まとめ
テキスト・参考書
授業時に配布するプリント。
授業時間外の学修
適宜紹介する。
成績評価の方法と基準
授業の到達目標に挙げたことがどこまで達成できたかを見る。毎回授業時間内にリアクションペーパーを作成し、提出したものを評価する(75%。文章力も評価対象とする)。第十五回目の授業時間内にレポートを課す(25%)。授業中の私語、携帯・スマホいじりなどは、氏名・学籍番号を確認の上、退出を命じる場合がある。その場合は、それ以降の授業への出入りを禁じる。もちろん単位認定はしない。
備  考
配布プリントを予習として、また復習としてしっかり読むこと。
必要に応じて意味や、文化的な背景を調べることも必要であろう。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
2016年度から、この授業科目を担当している。