シラバス情報

授業科目名
国語科教育法2
開講年次
3年
開講年度学期
2020年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
C-TL-322L
担当教員名
信木 伸一
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分…教科及び教科の指導法に関する科目(中学校及び高等学校 国語)
施行規則に定める科目区分又は事項等…各教科の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。)
【授業の到達目標及びテーマ】
1【基礎的な学習指導理論を理解し、具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付ける。】
(1)工夫された単元計画に基づいた学習指導案を作成し、模擬授業の実施とその振り返りを通して、授業評価の観点を不足なく踏まえて自らの授業の改善点及び授業力向上のための課題を明確に示すことができる。
(2)国語科における実践研究から、自らの学習指導に活かせる工夫を指摘することができる。
【授業の概要】
様々な学習指導理論や実践研究の成果を踏まえて授業設計を行い、生徒の実態に即して授業を実践する技能を身に付ける。個々の履修者が学習指導案を作成し授業を行う模擬授業演習を行う。模擬授業後、参加者全員で批評会を行い、改善点について討議する。自らの模擬授業について課題を整理し改善案をまとめるレポートを課す。他に、指定の学外の教育研究会参加(研究授業参観)を課す。
【授業計画】                 講    義    内    容
第1回:「読むこと」の学習指導の工夫を学ぶ
第2回:「話すこと/聞くこと」学習指導の工夫を学ぶ
第3回:「書くこと」の学習指導の工夫を学ぶ
第4回:「伝統的言語文化」の学習指導の工夫を学ぶ
第5回:模擬授業演習 単元の展開の仕方を学ぶ
第6回:模擬授業演習 授業の展開の仕方を学ぶ
第7回:模擬授業演習 授業者の話し方・ふるまい方を学ぶ
第8回:模擬授業演習 中心発問の設定の仕方を学ぶ
第9回:模擬授業演習 構造的な板書の作成とその活用法を学ぶ
第10回:模擬授業演習 教材テキストや学習の手引き作成の工夫、情報機器の活用を学ぶ
第11回:模擬授業演習 学習者の反応の活かし方を学ぶ
第12回:模擬授業演習 アクティブ・ラーニングの活用を学ぶ
第13回:模擬授業演習 学習者評価の実際を学ぶ
第14回:模擬授業演習 授業評価の観点と自らの授業改善の要点を学ぶ
第15回:国語科教員としての資質向上とこれからの授業の工夫
テキスト
国語科教育法Ⅰのテキストに加えて、国立教育政策研究所『評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料 中学校国語』、国立教育政策研究所『評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料 高等学校国語』
(※上記テキストは、国語教育学専門演習bでも共通して使用)
参考書・参考資料等
授業で紹介する。
学生に対する評価
模擬授業のパフォーマンス評価及び振り返りレポート(70%)、模擬授業の批評会における意見提出(30%)
備  考
国語科で教育実習を行う場合、免許の種類に関わりなく履修することが望ましい。