シラバス情報

授業科目名
教師論
開講年次
1年
開講年度学期
2020年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
C-TL-103L
担当教員名
真田 正幹
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分…教育の基礎的理解に関する科目
施行規則に定める科目区分又は事項等…教職の意義及び教員の役割・職務内容(チーム学校運営への対応を含む。)
【授業の到達目標及びテーマ】
(1)教職の意義
一般目標:我が国における今日の学校教育や教職の社会的意義を理解する。
到達目標:1)公教育の目的とその担い手である教員の存在意義を理解している。
2)進路選択に向け、他の職業との比較を通して、教職の職業的特徴を理解している。
(2)教員の役割
一般目標:教育の動向を踏まえ、今日の教員に求められる役割や資質能力を理解する。
到達目標:1)教職観の変遷を踏まえ、今日の教員に求められる役割を理解している。
2)今日の教員に求められる基礎的な資質能力を理解している。
(3)教員の職務内容
一般目標:教員の職務内容の全体像や教員に課せられる服務上・身分上の義務を理解する。
到達目標:1)生徒への指導及び指導以外の校務を含めた教員の職務の全体像を理解している。
2)教員研修の意義及び制度上の位置付け並びに専門職として適切に職務を遂行するため生涯にわたって学び続けることの必要性を理解している。
3)教育公務員として課せられる服務上・身分上の義務及び身分保障を理解している。
(4)チーム学校への対応
一般目標:学校の担う役割が拡大・多様化する中で、学校が内外の専門家等と連携・分担して対応する必要性について理解する。
到達目標:1)校内の教職員や多様な専門性を持つ人材と効果的に連携・分担し、チームとして組織的に諸課題に対応することの重要性を理解している。
【授業の概要】
現代社会における教職の重要性の高まりを背景に、教職の意義、教員の役割・資質能力・職務内容等について具体的につかみ、教職への意欲を高め、さらに適性を判断し、進路選択に資する教職の在り方を理解する。さらに課題研究として、レポート作成や一部学生の例示的な発表並びに討論で教職内容を深く理解する。
【授業計画】                 講    義    内    容
第1回:教師の仕事
第2回:専門職としての教師(DVDに基づく教育現場の状況)
第3回:教師を養成するシステム(DVDに基づく教育現場の状況)
第4回:教師に必要な資質能力
第5回:教師の仕事(1−1)授業 教育活動の根幹としての授業
第6回:教師の仕事(1−2)授業 授業力(DVDに基づく教育現場の状況)
第7回:教師の仕事(2)生徒指導と学級経営
第8回:教師の仕事(3)校務分掌と組織マネジメント
第9回:教師−生徒関係の構築(DVDに基づく教育現場の状況)
第10回:教師文化 チームとしての組織的対応
第11回:学校力 授業力と教職員の協働関係づくり
第12回:レポート発表とグループ討論
第13回:学校を支える体制(教育行政、保護者・地域住民との効果的な連携・分担)
第14回:学習する教師
第15回:教育公務員としての教師
テキスト
曽余田浩史・岡東壽隆編著『補訂版 新・ティーチング・プロフェッション』(明治図書)
参考書・参考資料等
授業で紹介する。
学生に対する評価
試験(60%)、レポート(25%)、授業への意欲・態度(15%)で評価する。
備  考
板書の必要事項はノートしておくこと。資料をよく読むことで復習・予習となる。