シラバス情報

授業科目名
民法
開講年次
2年
開講年度学期
2020年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
E-CS-201L
担当教員名
王 佳子
担当形態
単独
【科目の位置付け】
経済情報学部の共通専門科目に区分されます。
経営コースにとっては、選択必修科目、経済コースや情報コースにとっては、選択科目となります。
この授業の基礎となる科目
民法入門
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
この授業の目的は、民法、とりわけ、物権法や債権法に関する基礎的な理解を確立することにあります。
民法は、私たちの日常生活に密接に関わっていますが、その中でも、物権法や債権法が重要な位置づけを有しています。私たちの行動のほとんどは、物や人に対しての権利を行使したり、人に対しての義務を履行したりすることに抽象化できるからです。
それでは、私たちがどのようなときに物や人に対して権利を有するようになり、どのような権利を有するようになるでしょうか。また、私たちがどのようなときに人に対して義務を負うようになり、どのような義務を負うようになるでしょうか。この授業では、このようなことについて知見を広めていきます。
【授業の概要】
この授業は、三つの部分から構成されます。
第一部では、物権法と債権法の全体像を確認します。
第二部では、物権法を取り上げ、とりわけ、動産に関して物権が変動する場合の対抗要件としての登記、動産に関して物権を譲渡する場合の対抗要件としての引渡し、他人の物を使って収益し、自分の物を担保として利用する場合における当事者間の権利義務関係などについて識見を深めます。
第三部では、債権法を取り上げ、典型的な契約の種類、契約の成立、契約当事者間の権利義務、一方の当事者が自分の債権債務を譲渡する場合の取扱い、一方の当事者が不利益を受けた場合の救済方法、契約の解除等について知見を広げます。
【授業計画と授業の方法】
第1回 物権法と債権法の概説
第2回 物権変動
第3回 所有権
第4回 担保物権(法定担保物権)
第5回 担保物権(約定担保物権)
第6回 非典型担保
第7回 契約の締結
第8回 債権者代位権、詐害行為取消権
第9回 債務不履行
第10回 保証債務
第11回 債権譲渡
第12回 手付・瑕疵担保
第13回 賃貸借、請負
第14回 不法行為
第15回 総括
テキスト・参考書
山野目章夫・野澤正充【編】滝沢昌彦・水野謙・松尾弘・田高寛貴【著】『ケースではじめる民法』弘文堂
授業時間外の学修
別途指示します。
成績評価の方法と基準
授業への貢献度20%、小テスト20%、期末テスト60%
備  考
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容