基礎演習１

1年

2020年度前期

2.00単位

E-CS-101S

王　佳子

単独

経済情報学部の演習科目に区分されます。
共通必修科目となります。

この授業の目的は、プレゼンテーションやディスカッションを通して企業法に関する知見を広めることにあります。
演習は、普段の座学と異なり、アクティブ・ラーニングが中心となりますので、講義時は、取り上げるトピックについて各自が概要を理解していることを前提として、グループ・ワークを展開し、ひとつのトピックについて多面的な考察を加えることによって、企業法に関する見識を深めていきます。

この授業で取り上げるトピックとしては、企業と役員の関係に係るもの、企業と投資者の関係に係るもの、企業と労働者の関係に係るもの、企業と決済機関の関係に係るもの、企業と消費者の関係に係るもの、企業の経済活動そのものに係るものの中で、比較的に話題性や汎用性のあるものを予定しています。授業では、取り上げるトピックがどのような内容であるか、どのような法体系に関係するか、トピックで言及された内容がどのような点において既存の法体系の不足を示唆し、またはそれの補正をすることになるかなどについて検討していきます。

第　１回　講義の進め方に関する説明
第　２回　内部監査へのAI導入
第　３回　関西電力の従業員賞与業績連動型化
第　４回　コクヨによるぺんてるの買収
第　５回　有価証券報告書虚偽記載による日産への課徴金
第　６回　ウーバーイーツ配達員の「労働者」としての該当性
第　７回　出張中の過労死
第　８回　PayPayに登録したクレジットカードの不正利用
第　９回　定型約款としての利用規約の効力
第１０回　エアコンの室外機に関するダイキンの製造物責任法違反
第１１回　キャンセル料が高額である着物レンタル業者に対する消費者団体の提訴
第１２回　LINEモバイルへの課徴金
第１３回　エアコンやテレビに関するジャパネットたかたの広告
第１４回　アナ雪2のクリエイターによるTwitter投稿の「ステマ」としての該当性
第１５回　MARIモビリティ開発によるマリオカートの不正使用

別途指示します。

龍田節・杉浦市郎『企業法入門』日本評論社、https://www.corporate-legal.jp/、TKCシステムなど。

授業への参加度60%、期末レポート40%

取り上げるトピックは、履修者の関心に合わせて変更することが可能です。

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