教員名 : 林 直樹
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授業科目名
外国書講読2
開講年次
2年
開講年度学期
2020年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
E-CS-206L
担当教員名
林 直樹
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(1)まずは英文の論理に慣れること。
(2)そして内容を精確に理解すること。量よりも質を重視する。 【授業の概要】
通称「経済学の父」アダム・スミスに関する研究書を読む。著者のクリストファー・ベリー氏はグラスゴー大学名誉教授で、同じくグラスゴー大学教授だったスミスから見て、ずっと後輩にはなるが、その地位の継承者の一人である。同氏は日本人研究者との長年にわたる親密な交流でも知られる。
スミスは『国富論』のみならず『道徳感情論』の著者であり、ほかに未完の『法学講義』や『哲学論文集』などを遺している。スミスの学問は総合的であり、一見、散漫なようだが、実は多くの要素がすべて緊密に結びついた、きわめて体系的なものである。よくぞここまで広く、かつ深く語れるものだと唸らされる。そのスミスの人物像と著作の内容を、18世紀という波乱の時代を背景に置いて、じっくりと学んでいく。 【授業計画と授業の方法】
第 1回 Orientation
第 2回 Life and times (1) 第 3回 Life and times (2) 第 4回 Communication and imagination (1) 第 5回 Communication and imagination (2) 第 6回 Sympathetic spectators (1) 第 7回 Sympathetic spectators (2) 第 8回 Living virtuously (1) 第 9回 Living virtuously (2) 第10回 Making and working (1) 第11回 Making and working (2) 第12回 Trading and spending (1) 第13回 Trading and spending (2) 第14回 Legacy and reputation (1) 第15回 Legacy and reputation (2) テキスト・参考書
Christopher Berry, "Adam Smith: A Very Short Introduction" (Oxford University Press, 2018)
授業時間外の学修
適宜指示します。また、授業資料を配布します。
成績評価の方法と基準
授業への取り組み状況、事前準備の有無、理解度等につき総合的に判断して評価します。小テストを複数回、実施する予定です。
備 考
予習と復習が必要です。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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