専門演習１a

前田　謙二

3年

2.00単位

2020年度前期

週間授業

簿記入門、租税論、税務会計論

専門演習Ⅱ

租税法に関連ある事例（判例）を中心に、所得税法・法人税法・相続税法・消費税法などの考え方を学び、法律的な問題解決の思考を習得する。

知識の身に着けるのではなく、自分で考えることやどのように人を説得するのかということを習得することを目指します。法的な思考を習得するために、法令解釈や事実認定を判例をベースとして検討していきます。必要な法令の知識は、事前に講義しますので、その法令を具体的な事例にあてはめる場合に、どのようなアプローチで考えていくのかを、みんなで議論していきたいと思います。模擬裁判のように、原告と被告にグループ分けして、自分の法的な主張をどのように展開するのかを体験してもらうことも考えています。また、論文の書き方なども、授業で習得できるように配意します。

社会に出ればいろいろな問題に遭遇します。それらの問題に対して、法的にアプローチして、対応を考えれるようになります。また、色々な判例を検討することから、租税法に関する問題点を見つけ、卒業論文につなげることができるようになります。

谷口勢津夫『基礎から学ぶ租税法（第2版）』（弘文堂、2019）
中里実ほか『租税法判例六法（第4版）』（有斐閣、2019）
中里実ほか『租税判例百選（第6版）』（有斐閣、2016）

金子宏ほか『ケースブック租税法（第5版）』（弘文堂,2017）
その他、講義で適時指示します。

授業の参加度（30%）と、発表やその資料（70%）で評価します。

予習に必要な情報を提供しますので、自分で考えたり、調べたりすることを大切にしてください。予習での疑問や授業中での議論で疑問に思ったことは、みんなに共有しましょう。みんなで考えることが重要です。