教員名 : 渡辺 千尋
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授業科目名
美術史特講(西洋)
開講年次
1年
開講年度学期
2019年度前期、2019年度後期
単位数
4単位
科目ナンバリング
担当教員名
西嶋 亜美、渡辺 千尋
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校専修免許・高等学校専修免許 美術) 施行規則に定める科目区分又は事項等・・・教科及び教科の指導法に関する科目 この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の到達目標及びテーマ】
美術史特講(西洋)の目標は二つあります。
(1)テーマに即した講義とディスカッションで西洋近代美術史の知識を深めること。 (2)自分の気になる美術史上の作品について、発表を行うこと。 今年度は、「絵画とその境界」というテーマで異なるメディアの芸術や科学、社会と絵画との関係を考えます。 【授業の概要】
前期と後期の前半は、「絵画とその境界」というテーマに関連する概論と各論を、下記授業計画に沿う形で講義します。後期から徐々に、受講生は各自関心のある作品についての調査を行い、年度末に発表を行います。その際には、参考文献の探し方や調査の進め方、プレゼンテーションソフトの扱いや発表の論理構成についても、必要に応じて補足を加えます。なお、授業計画では、調査発表に関わる部分に◆を付しました。
【授業計画】 講 義 内 容
第1回:全体オリエンテーション
第2回:絵画と歴史:概要把握 第3回:絵画と歴史:中世の再評価と近代の物語画についてのケーススタディ 第4回:絵画と演劇:概要把握 第5回:絵画と演劇:近代の物語画と「芝居がかり」に関わるケーススタディ 第6回:絵画と宗教:概要把握 第7回:絵画と宗教:19世紀中盤のフランスにおける宗教画の役割の変化についてのケーススタディ 第8回:小括と議論—メッセージの伝達という役割を超えて 第9回:絵画と版画:概要把握、技法同定のための基礎 第10回:絵画と版画:ジャーナリズムの勃興とイメージについてのケーススタディ 第11回:絵画と彫刻:概要把握 第12回:絵画と彫刻:描く彫刻家と彫塑する画家についてのケーススタディ 第13回:絵画と絵画:概要把握 第14回:絵画と絵画:反復と変奏についてのケーススタディ 第15回:前期総括:絵画と様々なメディア 第16回:後期オリエンテーション 第17回:発表テーマの決定と調査方法の確認◆ 第18回:絵画とスペクタクル:概要把握 第19回:絵画とスペクタクル:風景のイリュージョニズムに関わるケーススタディ 第20回:絵画と写真:概要把握 第21回:絵画と写真:画家による写真利用に関するケーススタディ 第22回:技術の発展と芸術の関係についての議論/調査進捗状況の確認◆ 第23回:絵画と科学:論点の指摘とケーススタディ 第24回:絵画とオカルト:論点の指摘とケーススタディ 第25回:絵画と経済:論点の指摘とケーススタディ 第26回:絵画と旅行:論点の指摘とケーススタディ 第27回:受講者の発表と議論(1)◆…例えば絵画の機能に関する発表を実施 第28回:受講者の発表と議論(2)◆…例えば絵画と他メディアの芸術との関係に関する発表を実施 第29回:受講者の発表と議論(3)◆…例えば絵画と科学技術に関連する発表を実施 第30回:全体総括 テキスト
教科書は用いず、プリントを配布します。
参考書については、授業の中で適宜指示します。 参考書・参考資料等
『世界美術大全集』(小学館)ほか、適宜授業中に紹介します。
学生に対する評価
授業への積極的な参与・課題の履行:50%、作品調査発表およびレポート:50%
備 考
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