シラバス情報

授業科目名
日本語学講義2(現代語)
開講年次
2年
開講年度学期
2019年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
J-JLG-212L
担当教員名
灰谷 謙二
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校・高等学校 国語)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・国語学(音声言語及び文章表現に関するものを含む。)
この授業の基礎となる科目
日本語学概論
次に履修が望まれる科目
日本語学講義4
【授業の目的と到達目標】
第一次資料を用いてオリジナリティーのある新事実の発見を体験する。
着想を仮説にねりあげていき、それを検証するための適切なデータを設計する。
自分の発見を論理的に表現する方法を学ぶ。
【授業の概要】
ことばのルールを発見してそれをことばで記述し人に論理的に伝えるとはどういうことなのかを学びます。ある一つの特殊な方言(出雲方言)を題材にしながら、そこにみられる音声・文法のルールを分析し、この作業の中で、歴史的日本語と方言の関係を学びます。実践として自分の郷里方言についての教科書(一回分)をつくってみます。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 ガイダンス
第 2回 時間の表現 アスペクト
第 3回 方言の音声(1) 母音 ズーズー弁から学ぶ母音の仕組み
第 4回 方言の音声(2) オ段長音の開合 auとouの歴史的な変化と方言
第 5回 呼びかけ・感動詞 文表現と品詞分類
第 6回 勧誘表現「う」と「よう」
第 7回 授受表現・依頼表現 やり・もらいの歴史と方言
第 8回 疑問表現 反応を求める表現から行為要求表現へ
第 9回 否定表現 県別グループ発表(1)
第10回 応答表現 県別グループ発表(2)
第11回 禁止表現 県別グループ発表(3)
第12回 命令表現 県別グループ発表(4)
第13回 待遇表現 県別グループ発表(5)
第14回 断定表現 県別グループ発表(6)
第15回 まとめ
テキスト・参考書
プリント配布
授業時間外の学修
授業の中で随時紹介します。
成績評価の方法と基準
テスト(60%) 発表・提出物(30%) 授業への参与状況(10%)
備  考
予習:課題になる音声データを文字化してわからない語をしらべておく。
復習:発展課題として関連文献の紹介などをするので読んでおく。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容