シラバス情報

授業科目名
日本文学講読5(近現代)
開講年次
2年
開講年度学期
2019年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
J-JLT-225L
担当教員名
原 卓史
担当形態
単独
【科目の位置付け】
作品分析のための様々な方法論を学ぶ。
この授業の基礎となる科目
日本文学史
次に履修が望まれる科目
日本文学講義
【授業の目的と到達目標】
飯嶋和一『星夜航行』の精読を通して、文学作品を読み解く力、分析する力を高める。また、近現代文学の基本的な研究方法を身につけることを目標とする。
【授業の概要】
2018年に時代小説のなかで最も話題となった飯嶋和一『星夜航行』を取り上げて解説し、鑑賞する。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 ガイダンス 授業方針の説明
第 2回 作家紹介・飯嶋和一
第 3回 飯嶋和一『星夜航行』 書誌的項目
第 4回 飯嶋和一『星夜航行』 研究史
第 5回 飯嶋和一『星夜航行』 生成論
第 6回 飯嶋和一『星夜航行』 典拠論/間テクスト性
第 7回 飯嶋和一『星夜航行』 文学史(文禄・慶長の役を描いた作品)
第 8回 飯嶋和一『星夜航行』 語り(手)
第 9回 飯嶋和一『星夜航行』 時間
第10回 飯嶋和一『星夜航行』 叙法
第11回 飯嶋和一『星夜航行』 脱構築
第12回 飯嶋和一『星夜航行』 受容理論
第13回 飯嶋和一『星夜航行』 交通論
第14回 飯嶋和一『星夜航行』 新歴史主義(ニュー・ヒストリシズム)
第15回 まとめ
テキスト・参考書
飯嶋和一『星夜航行』上・下巻(新潮社 二〇一八年)
授業時間外の学修
適宜紹介する。
成績評価の方法と基準
リアクションペーパー(=70%)、学期末レポート(=30%)
備  考
【予習】第三回目の授業までに、テキストを購入し作品を読んでおいてください(古本可)。
【復習】授業で話したことを踏まえて読み返し、方法論を使えるように身につけてください。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
2015年度から、この科目を担当している。