シラバス情報

授業科目名
日本文学講読2(中古)
開講年次
カリキュラムにより異なります。
開講年度学期
2019年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
J-JLT-222L
担当教員名
岸本 理恵
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校・高等学校 国語)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・国文学(国文学史を含む。)
この授業の基礎となる科目
日本文学史2(中古)
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
『枕草子』を中心に平安朝の人々の考え方の一端に触れ、その文化的背景を知ることで、平安文学を解釈する力の向上をめざします。
【授業の概要】
『枕草子』は中学校や高等学校で一度は学習する作品ですが、本当に理解できているでしょうか。平安時代の他の文学作品と比較しながら、『枕草子』に記された価値観や美意識の背景を明らかにして、より豊かな作品の理解を試み、文学史的位置づけを考えます。授業では限られた章段しか扱えませんし一言一句読み進めることもできませんので、より深い理解のため、作品全体を通読してから第1回の授業に出席してください。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 枕草子を読むにあたって
第 2回 枕草子の時代の様子 
第 3回 日記的章段を読む1
第 4回 日記的章段を読む2
第 5回 日記的章段を読む3
第 6回 日記的章段を読む4
第 7回 日記的章段のまとめ
第 8回 類聚的章段を読む1
第 9回 類聚的章段を読む2
第10回 類聚的章段を読む3
第11回 類聚的章段を読む4
第12回 類聚的章段のまとめ
第13回 枕草子と女流日記文学
第14回 枕草子と私家集
第15回 枕草子の文学史的意義を考える
テキスト・参考書
『新版 枕草子 上巻・下巻』(角川文庫ソフィア)
上巻は1回目の授業までに必ず用意してください。下巻については授業時に指示します。
授業時間外の学修
授業時に適宜紹介します。
成績評価の方法と基準
レポート(65%) 平常課題・受講態度(35%)
備  考
最終レポートのほかに、途中で小課題・グループワークがあります。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容