シラバス情報

授業科目名
税務会計論
開講年次
3年
開講年度学期
2019年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-MN-306L
担当教員名
前田 謙二
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
簿記入門、商業簿記、工業簿記、租税論
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
 法人税法の問題(国際税務を含む)を中心に、租税法の基本的な考え方を理解できるようになります。ただ、現行税制の理解だけではなく、現在の問題点も把握し、それに対して自分の考えを持てるようになることを目指します。
【授業の概要】
 簿記や会計の知識をベースに、法人税法の仕組みを体系的に理解します。今後の経済の更なる国際化も考慮して、国際課税の仕組みも講義内容に含めます。出来るだけ、具体的な事例から理論的な理解へと講義を展開していきますので、あまり法律の条文にこだわらず、内容の理解や問題点を考えることを重視します。 授業の予習として、参考書の税務大学校講本などの該当部分を読むことが効果的と思います。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 租税法基礎理論
第 2回 法人税法の特徴(所得税法との比較・近年のトレンド)
第 3回 納税義務者と課税範囲
第 4回 所得計算の通則(確定決算主義・公正処理基準・別段の定め)
第 5回 益金
第 6回 損金
第 7回 資本等取引
第 8回 寄附金課税等
第 9回 欠損金
第10回 組織再編税制
第11回 連結納税とグループ税制                
第12回 国際課税の仕組み
第13回 外国法人課税
第14回 租税条約
第15回 国際的租税回避事例

テキスト・参考書
指定なし。教材ホルダーを通じて、レジメを配付します。
授業時間外の学修
税務大学校講本(法人税法平成30年度版(https://www.nta.go.jp/about/organization/ntc/kohon/index.htm))
谷口勢津夫ほか『基礎から学べる租税法』(弘文堂、2017)
渡辺徹也『スタンダード法人税法』(弘文堂、2018)など
成績評価の方法と基準
期末試験の成績(100%)で評価します。
備  考
講義内容については、若干の変更もあり得ます。
法人税法の細部にこだわらず、全体的な考え方を理解してください。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
税理士である教員による授業