シラバス情報

授業科目名
社会政策
開講年次
カリキュラムにより異なります。
開講年度学期
2019年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-EC-305L
担当教員名
髙間 沙織
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
社会保障入門
次に履修が望まれる科目
社会保障
【授業の目的と到達目標】
[テーマ]
ライフコースと社会政策
[到達目標]
1.ライフコースのなかでどのようなときに社会政策が関わってくるのか、基礎的な理解に到達すること
2.さまざまな政策課題に対して自分なりの議論ができるようになること
【授業の概要】
「社会政策」と言われても具体的にイメージすることが難しいかもしれません。
しかし、私たちは日々の多くの場面で社会政策による恩恵を受けたり、ときには制約を受けながら生活しています。
この授業では、私たちがこの社会に生まれてから亡くなるまでにどのようなかたちで社会政策と関わっていて、いかなる恩恵を受けたり時には制約を受けているのか、具体的な事例なども踏まえて概観します。
社会政策とはどのようなものかについて基礎的な理解に到達し、さまざまな政策課題について自分なりの議論ができるようになること、そして、自分たちが歩んできたこれまでの人生、これからの人生を政策という切り口から考えられるようになることがこの授業の目的です。
各回の授業では、社会政策の課題やその在り方について受講生とともに議論する機会を設けます。
私たちの社会の政策に関心を向け、じっくりと考えていきましょう。
【授業計画と授業の方法】
第1回 イントロダクション:社会政策とは何か

第2回 出産:誰がどこで産んできたのか

第3回 保育:誰がどこで育ててきたのか

第4回 就学(1):学校とは何か

第5回 就学(2):誰が教育費を払ってきたのか

第6回 就職:学校と仕事はどうつながってきたのか

第7回 労働:誰がどう働いてきたのか

第8回 マイノリティ:障害者はどこにいたのか

第9回 家族形成:誰がどう結婚していたのか

第10回 家族形成:誰がどう働き・結婚し・子育てしているのか

第11回 住まい:どこに住んできたのか

第12回 老年期:高齢者は誰がどこで世話してきたのか

第13回 リスク:「標準」的なライフコースから外れたらどうなるのか

第14回 これからの社会政策 

第15回 授業のまとめ
テキスト・参考書
テキストは特に指定しません。
授業時間外の学修
以下の文献のほか、必要に応じて授業で紹介していきます。
駒村康平・山田篤裕・四方理人・田中聡一郎・丸山桂(2015)『社会政策 福祉と労働の経済学』有斐閣
成績評価の方法と基準
授業への参加度(20%)、小テスト(30%)、期末試験(50%)により評価します。
各回の授業では、社会政策に関連するさまざまな論点について議論する時間を設けます。
発言者には出席点とは別に参加点が加算されます。
備  考
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容