シラバス情報

授業科目名
ミクロ経済学2
開講年次
2年
開講年度学期
2019年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-EC-202L
担当教員名
菅 準一
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校 商業)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・商業の関係科目
この授業の基礎となる科目
ミクロ経済学1
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
3つの到達目標:
1.独占企業の分析を通じて限界収入の概念に慣れる。
2.複占や外部性、公共財の議論から経済主体間の相互依存性がどのような形で分析されるか理解する。
3.ゲーム理論は非協力ゲームと協力ゲームの2つがあるが、非協力ゲームの例を取り上げ、ナッシュ均衡概念を理解する。
【授業の概要】
前半は不完全競争の分析(独占・複占)と外部性や公共財の分析について講義を行う。後半は戦略的相互依存関係を分析する「ゲーム理論」について入門的な講義を行う。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 完全競争と効率性(復習)
第 2回 外部性(1)私的限界費用と社会的限界費用、厚生損失
第 3回 外部性(2)解決策 割り当て、ピグー税(補助金)、コースの定理
第 4回 公共財 公共財の最適供給(1)
第 5回 公共財 公共財の最適供給(2)
第 6回 不完全競争理論(1)独占の分析 独占企業の生産量と価格の決定
第 7回 不完全競争理論(2)独占の分析 課税、独占の厚生損失
第 8回 ゲームの理論の概要
第 9回 非協力ゲーム(1) 戦略形ゲームとナッシュ均衡解
第10回 非協力ゲーム(2) 様々なゲーム(囚人のジレンマ、硬貨合わせ、男女の争い)
第11回 不完全競争理論(3)複占の分析 クールノー均衡
第12回 不完全競争理論(4)複占の分析 シュタッケルベルク均衡
第13回 不完全競争理論(5)複占の分析共謀
第14回 不確実性と情報
第15回 まとめ
テキスト・参考書
神取道宏『ミクロ経済学の力』日本評論社
授業時間外の学修
西村和雄『ミクロ経済学入門 第2版』岩波書店、武隅愼一『ミクロ経済学増補版』新世社
成績評価の方法と基準
小テスト(10)期末試験(90)
備  考
分からないところは、西村和雄『ミクロ経済学入門 第2版』で補いましょう。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容