シラバス情報

授業科目名
特別演習3
担当教員
岡本 隼輔
開講年次
2年
単位数
2単位
学 期
2019年度前期
区分
週間授業
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【テーマ】
産業連関分析
【授業の目的と概要】
財やサービスを生産するためには、単一の企業や産業では不十分である。今日の経済活動において、1種類の財の生産は、他地域・他産業からの中間投入があって初めて成立するものである。
例えば1本のPET飲料品を生産する場合には、PETボトル、水、香料等の中間財が必要であるが、それらを生産する際にも別の中間財が必要なはずである。言い換えると、PET飲料水への需要が高まり生産額が増えると、PT飲料品を作っている産業だけではなく、水や香料を生産している他の産業の生産額も増えると期待される。
このように生産面で一連の経済が活発になる様を数値化したようなものを経済波及効果と呼ぶが、経済政策や地域活性化の際の効果試算として、しばしば産業連関分析が用いられる。
本講義では、産業連関表の仕組みから投入係数の計算や多産業に渡る経済波及効果の計測に至るまで理論面で学ぶことに加え、実際に自身で計算できるようになることを目指す。
【授業の到達目標】
PCを用いて経済波及効果の実証分析ができるようになること。
テキスト
内容を履修者と相談の上、適宜指示する。
参考書
内容を履修者と相談の上、適宜指示する。
成績評価の基準等
発表資料の作成、質疑応答等、講義への貢献度で総合的に評価する。
予習・復習へのアドバイス
世の中の経済に影響を与えそうな事柄に関心を持って日ごろ備えておくと良い。
備  考
研究室への訪問は随時受け入れている為、適宜質問等来てください。