シラバス情報

授業科目名
経済学入門1(ミクロ)
開講年次
1年
開講年度学期
2019年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-EC-101L
担当教員名
菅 準一
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校 商業)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・商業の関係科目
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
ミクロ経済学1、ミクロ経済学2
【授業の目的と到達目標】
(1)需要と供給の法則を通じて、需要側と供給側の変化が「市場」でどのように調整されるかを理解する。
(2)「従量税」や「補助金」のような国による経済活動への干渉が、経済活動に与える影響を理解する。
(3)消費者理論の基礎を習得し、顧客動向を把握できるようになる。
(4)企業理論の基礎を習得し、最適な生産計画を見出すことができるようになる。
(5)完全競争市場においてパレート効率的な資源配分が達成されることを理解する。
【授業の概要】
 ミクロ経済学の基礎を解説します。自分のことしか考えていない多くの消費者や企業からなる経済で、「市場」という仕組みを用いると、財やサービスの過不足をひき起こすことなく、効率的な資源配分を達成できるというミクロ経済学的な考え方が身に付くように、講義を進める予定です。また、経済学の理論を紹介することに加えて、理論の応用例として、現実の経済で起きている出来事を、講義内で習得した経済理論に基づいて考える時間も設けます。こうすることで、実生活における経済学の使い方も習得できることが期待されます。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 ミクロ経済学の理論と方法
第 2回 市場機構と需要・供給(1)比較静学
第 3回 市場機構と需要・供給(2)価格弾力性・従量税
第 4回 消費と需要(1)効用関数
第 5回 消費と需要(2)需要の決定
第 6回 消費者行動と需要曲線(1)上級財・下級財
第 7回 消費者行動と需要曲線(2)粗補完財・粗代替財
第 8回 消費者行動と需要曲線(3)スルツキー分解
第 9回 まとめ
第10回 企業行動と生産関数:生産関数、利潤最大化
第11回 企業行動と費用関数(1)様々な費用関数、短期の供給曲線
第12回 企業行動と費用関数(2)様々な費用関数、短期の供給曲線
第13回 完全競争市場と効率性(1)部分均衡分析・余剰分析
第14回 完全競争市場と効率性(2)パレート効率性
第15回 完全競争市場と効率性(3)競争均衡のパレート効率性
テキスト・参考書
西村和雄『ミクロ経済学 第3版』岩波書店
授業時間外の学修
講義中に指示する
成績評価の方法と基準
期末試験(70)、小テスト(30)
備  考
復習をすることが大切です。講義内容に合わせて、その都度練習問題を配布します。この練習問題に出来るだけ早い段階で取り組めば、講義内容の良い復習になります。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容