シラバス情報

授業科目名
応用英語1
開講年次
2年
開講年度学期
2019年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
G-FL-203L
担当教員名
光原 百合
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
総合英語1,2
次に履修が望まれる科目
応用英語2(日本文学科・美術学科)
【授業の目的と到達目標】
登場人物のセリフで構成された戯曲スタイルのテキストを精読することにより、英語のセリフに込められた人物の心情を理解できるようになることを目指す。
【授業の概要】
Twelve Angry Men は欧米の裁判における陪審員制度を扱った作品である。手の付けられない不良とみなされていた少年が父親を殺した容疑で裁判にかけられ、十二人の陪審員が有罪か無罪かを話し合って評決を下すことになる。ほとんどの陪審員が有罪に票を投じる中、一人の陪審員だけが、もっと徹底的に話し合うべきだと主張する。彼の粘り強い説得に、他の陪審員たちの反応は—−。十二人の男性たちが狭い部屋の中でひたすら話し合うだけの、一見地味な展開の作品でありながら、見る者の心に訴えかけてくる力は比類がない。
 陪審制度とは、欠点もあるが、欧米の裁判制度の根幹をなすものであることは間違いないだろう。この作品から、戯曲を読む楽しさを知るとともに、人が人を裁くとはどういうことか、ということも考えてほしい。
 なお、学期初め数回の授業を用いて、英語学習に欠かせない高校英文法の総復習を行う。 
【授業計画と授業の方法】
第 1回 ガイダンス
第 2回 英文法総復習1(品詞と文の成分)
第 3回 英文法総復習2(文型)
第 4回 英文法総復習3(句と節)
第 5回 確認の小テストと解説
第 6回〜第15回 テキスト前半を読み進める
テキスト・参考書
TWELVE ANGRY MEN  Regilald Rose著、英宝社
授業時間外の学修
成績評価の方法と基準
試験成績(70) 平生点(30)
備  考
予習をしっかりと。それぞれのセリフから登場人物の性格や心情を読み取れるよう、念入りに読んでほしい。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容