シラバス情報

授業科目名
空間造形論
開講年次
2年
開講年度学期
2019年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
A-SF-211L
担当教員名
小野 環
担当形態
オムニバス
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校及び高等学校 美術)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・デザイン(映像メディア表現を含む)
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
多様な空間表現に触れる事で、今後の創作活動における視野を広げる事を目標とする。
【授業の概要】
美術家やデザイナーにとって空間との関わりは避けて通ることが出来ない重要な問題です。本講義では多彩な空間表現を紹介し、現代における空間表現の多様性や豊かさに触れ、その可能性を考察することを目的とします。

(オムニバス方式)
渡邉:フィールドノートの実践を通じ、どのように空間をとらえるのかを考察。(風組・渡邉設計室主催、一級建築士)
児玉:彫刻・環境造形家の視点から、空間造形及び、都市空間について考察。(彫刻家)
稲川:美術家の視点で表現と文化的な空間の関係を考察。(美術家)
山本:美術家の視点でインスタレーションの持つ可能性について考察。(美術家)
青木:美術評論家・美術館運営の視点で、国内外の現代美術における諸問題について考察。(美術評論家、豊田市美術館前副館長)
松岡:美術館学芸員の視点で「美術」や「美術館制度」について紹介、考察。(広島市現代美術館学芸員)
小野:美術家の視点で多彩な空間表現を紹介し、空間と表現との関係を考察。
【授業計画と授業の方法】
第1回   (小野)ガイダンス〜授業概要と自作の紹介
第2回   (小野 )近現代の美術における空間表現概説〜個人史と美術史の交わるところ
第3回   (渡邉) 建築家の視点(2)フィールドワークとフィールドノート
第4回  (児玉) 彫刻家の視点(1)彫刻と都市空間  
第5回  (児玉) 彫刻家の視点(2)尾道・宮島の都市形成
第6回  (稲川) 美術家の視点(1)文化的空間とメディア
第7回  (山本) 美術家の視点(2)自作を中心に空間表現を考察する
第8回  (山本)美術家の視点(3)表現における深さと強さ〜インスタレーションの多様性
第9回  (小野)フィールドワークガイダンス
第10回 (小野)視察(1)午前 豊島 豊島美術館 島内作品
第11回 (小野)視察(2)午後 豊島 豊島横尾館 
第12回 (小野)空間との呼吸(1)空間表現の事例紹介とワークショップ
第13回 (青木)学芸員の視点(1) 彫刻と空間
第14回 (松岡)学芸員の視点(2)美術館という空間〜広島市現代美術館における企画
第15回 (松岡)学芸員の視点(3)路上と観察をめぐる表現史
オムニバスの責任者名:小野環
テキスト・参考書
特になし(講義時に資料配付)
授業時間外の学修
授業時に提示します。
成績評価の方法と基準
レポート提出、発表、及び授業への取り組みにより総合評価する。
備  考
※先生の都合により授業の順番が変更になることがあります。              ※フィールドワークは休日に実施し、午前、午後の終日となります。交通費、観覧料として5000円程度かかります。※授業定員25名
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
創作活動、制作活動を行っている芸術家による実習、フィールドワーク等を伴う授業