教員名 : 松井 輝昭
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授業科目名
古文書学
開講年次
3年
開講年度学期
2019年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
J-RE-323L/A-RC-323L
担当教員名
松井 輝昭
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
古文書作成の原則と伝来方法の理解(到達目標ガイドライン)
1基本目標:古文書作成の原則と料紙の性格などについて理解する。 2発展目標:古文書に込められた作成者の意図を深く読む力をつける。 3最終目標:古文書のかたまりから歴史を読む手掛かりをつかむ。 【授業の概要】
古文書をとおして過去の人々と実りある対話を行うため、古文書がどのような原則で作成され、いかなる役割を担い、また、なぜ今日まで伝来してきたかを学ぶ。そのうえで、古文書それぞれが担った、歴史的役割までイメージできるようにする。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 古文書学とその周辺
第 2回 古文書の効力と伝来 第 3回 古文書の書札礼1(公事文の内状) 第 4回 古文書の書札礼2(宛所に対する種々の待遇表現) 第 5回 古文書の書札礼3(弘安書札礼の世界の拡がり) 第 6回 古文書の書札礼4(書札礼と言葉) 第 7回 古文書の料紙1(本紙と裏紙と礼紙) 第 8回 古文書の料紙2(封紙と封式) 第 9回 古文書の料紙3(檀紙と奉書と杉原) 第10回 古文書の様式1(公家様と武家様) 第11回 古文書の様式2(公家様と書礼様) 第12回 写しと反故(書写文書と反故裏経) 第13回 偽文書をめぐる問題点(文書崇拝と謀書) 第14回 古文書保存の場(塗篭と宝蔵と御影堂) 第15回 古文書学と歴史学(今後の古文書学に求められるもの) テキスト・参考書
教材としてプリントを配付する。
授業時間外の学修
佐藤進一『新訂 古文書学入門』(法政大学出版会)
成績評価の方法と基準
試験成績(80)、授業中の質問や参加状況(20)
備 考
授業で使用するプリントなどを注意深く点検し、その成り立ちについて深く考える姿勢を持つ
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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