シラバス情報

授業科目名
日本文学講読4(近世)
開講年次
2年
開講年度学期
2019年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
J-JLT-224L
担当教員名
藤沢 毅
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校・高等学校 国語)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・国文学(国文学史を含む。)
この授業の基礎となる科目
日本文学史4(近世)
次に履修が望まれる科目
日本文学講義2(近世)
【授業の目的と到達目標】
 テキストを批判的に読むという行為に習熟する。そして、問題点を探し出し、何をどう調べればそれに対しての解答が得られるのか、または説得力のある結論が導き出せるのか理解し、さらに論述できるようになる。
【授業の概要】
 上田秋成作の読本『雨月物語』を講読する。『雨月物語』は全九編であるが、講義では「菊花の約」「吉備津の釜」を選出して読んでいく。テキストを講読しながら、「作品を読む」ことの意味、問題点の発見と探究、さらに論述方法を教授していく。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 近世文学について。読本について。『雨月物語』について。「読む」という行為について。
第 2回 『雨月物語』序文を読む。
第 3回 「菊花の約」講読(1)テキストを冒頭から読んでいく。
第 4回 「菊花の約」講読(2)前回読んだことを復習し、テキストの次の箇所を読みすすめる。
第 5回 「菊花の約」講読(3)前回読んだことを復習し、テキストの次の箇所を読みすすめる。
第 6回 「菊花の約」講読(4)前回読んだことを復習し、テキストの次の箇所を読みすすめる。
第 7回 「菊花の約」講読(5)前回読んだことを復習し、テキストの次の箇所を読みすすめる。
第 8回 「菊花の約」講読(6)前回読んだことを復習し、テキストの次の箇所を読みすすめる。
第 9回 「菊花の約」まとめ。論述の方法。
第10回 「吉備津の釜」講読(1)「菊花の約」講読をふまえ、「吉備津の釜」の冒頭を読む。
第11回 「吉備津の釜」講読(2)残り5回の授業ということを考えながら、続きを読む。
第12回 「吉備津の釜」講読(3)残り4回の授業ということを考えながら、続きを読む。
第13回 「吉備津の釜」講読(4)残り3回の授業ということを考えながら、続きを読む。
第14回 「吉備津の釜」講読(5)残り2回の授業ということを考えながら、続きを読む。
第15回 「吉備津の釜」まとめ。論述の方法。
テキスト・参考書
『改訂版 雨月物語』(角川ソフィア文庫)
授業時間外の学修
適宜紹介する。
成績評価の方法と基準
レポート(論文)(80%)。講義中の発言、中間ミニレポートなどを加点する(20%)。
備  考
作品全体を前もって読んでおくこと。慣れてきたら、問題となる点の発見を意識して読むこと。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容