教員名 : 藤原 靖也
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授業科目名
原価計算論
開講年次
2年
開講年度学期
2019年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
E-MN-204L
担当教員名
藤原 靖也
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校 商業) 施行規則に定める科目区分又は事項等・・・商業の関係科目 この授業の基礎となる科目
工業簿記・会計学概論・経営戦略論
次に履修が望まれる科目
管理会計論
【授業の目的と到達目標】
・原価計算の目的とアプローチを理解すること
・原価計算が経営にもたらす影響を理解すること 【授業の概要】
経営者は、経営に関する判断や意思決定をどのように行えばよいのでしょうか。とくに経営にあたって、どのように収益と原価とのバランスを取ればよいのでしょうか。これらは企業経営にとって大きな課題であり、そのための指針の1つとなるのが原価情報です。しかしながら、誤った原価情報の活用は誤った判断・意思決定を導きます。では企業経営において、どのような原価をいかに活用すればよいのでしょうか。
本講義では、経営戦略との関連を踏まえながら、原価計算が経営活動に及ぼす影響を修得することを目指します。特に、原価計算は事業戦略を左右しかねない重要なものであることを実感してもらいたいと考えています。 【授業計画と授業の方法】
第 1回 イントロダクション
第 2回 原価概念と費目別計算・部門別計算 第 3回 原価の計算手法(1):個別原価計算 第 4回 原価の計算手法(2):総合原価計算 第 5回 原価の計算手法(3):標準原価計算 第 6回 原価の計算手法(4):直接原価計算 第 7回 原価計算と経営管理:総論 第 8回 標準原価計算と原価管理 第 9回 直接原価計算と利益管理 第10回 経営環境の変化と活動基準原価計算(ABC) 第11回 ABM(活動基準管理)と戦略的コスト・マネジメント 第12回 原価企画・原価改善・原価維持 第13回 品質コストの原価計算 第14回 マテリアルフローコスト会計 第15回 本講義のまとめ:原価計算の意義 テキスト・参考書
谷武幸(2012)「エッセンシャル原価計算」中央経済社
授業時間外の学修
加登豊・李建(2011)「ケースブック コストマネジメント(第2版)」、サイエンス社
岡本清(2000)「原価計算 第6版」国元書房. 成績評価の方法と基準
期末試験(70%)および中間テスト(30%)により評価します。
備 考
工業簿記の知識をある程度有していることを前提として講義を行いますので,「工業簿記」の講義を履修・聴講するか,工業簿記の知識を有しているとより良いでしょう。また,よく復習を行ってください。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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