シラバス情報

授業科目名
基礎演習1
開講年次
1年
開講年度学期
2019年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
E-CS-101S
担当教員名
王 佳子
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
 本科目の目的は、プレゼンテーションやディスカッションを通して企業法に関する知見を広めることにあります。
 演習は、普段の座学と異なり、アクティブ・ラーニングが中心となりますので、講義では、取り上げるトピックについて各自が概要を理解していることを前提として、グループ・ワークを展開し、ひとつのトピックについて多面的な考察を加えることによって、企業法に関する見識を深めていきます。
【授業の概要】
 本科目で取り上げるトピックとしては、企業と役員の関係に係るもの、企業と投資者の関係に係るもの、企業と労働者の関係に係るもの、企業と決済機関の関係に係るもの、企業と消費者の関係に係るもの、企業の経済活動そのものに係るものの中で、比較的に話題性や汎用性のあるものを予定しています。講義では、取り上げるトピックがどのような内容であるのか、どのような法体系に関係するのか、トピックで言及された内容がどのような点において既存の法体系の不足を示唆し、またはそれの補正をすることになるのかなどについて検討していきます。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 講義の進め方に関する説明
第 2回 内部監査へのAI導入
第 3回 高額な役員報酬
第 4回 IHI社の有価証券報告書虚偽記載
第 5回 企業による従業員のSNS管理や無資格者による自動車完成検査
第 6回 うつ病になった元店員に支払われる休業補償
第 7回 PayPayに登録したクレジットカードの不正利用
第 8回 定型約款としての利用規約の効力
第 9回 エアコンの室外機に関するダイキンの製造物責任法違反
第10回 キャンセル料が高額である着物レンタル業者に対する消費者団体の提訴
第11回 悪質クレームの対策
第12回 消費税が10%になる直後のセール広告の出し方
第13回 エアコンやテレビに関するジャパネットたかたの広告
第14回 ネットの風評被害
第15回 MARIモビリティ開発によるマリオカートの不正使用
テキスト・参考書
授業時間外の学修
https://www.corporate-legal.jp/など、企業法務に関するニュースを取りまとめたサイトが有益です。
成績評価の方法と基準
授業への参加度60%、期末レポート40%
備  考
取り上げるトピックは、履修者の関心に合わせて変更することが可能です。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容