シラバス情報

授業科目名
商業簿記
開講年次
2年
開講年度学期
2019年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
E-MN-201L
担当教員名
角 裕太
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校 商業)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・商業の関係科目
この授業の基礎となる科目
簿記入門≪簿記原理1≫、会計学、財務会計論
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
【授業のテーマ】
日商簿記検定2級の商業簿記の範囲を対象とし、そこで必要な仕訳と財務諸表作成について学修する。
【授業の到達目標】
1.日商簿記検定3級(小規模の株式会社)と日商簿記検定2級との簿記処理の違いを理解する。
2.日商簿記検定2級相当の基本的な簿記処理ができる。
3.基本的な連結精算表および連結財務諸表作成の問題を解くことができる。
【授業の概要】
本講義では、日商簿記検定3級合格相当の知識を習得している(簿記入門を受講済みである)ことを前提として、日商簿記検定2級の商業簿記の範囲を対象とする。日商簿記検定3級における内容に加えて、日商簿記検定2級では、企業グループとしての財務諸表作成等が求められている。なお、企業グループに関して基礎的な会計処理にかかる理論的理解については前置科目である財務会計論で取り扱う。

※毎回、必ず教科書等の他、電卓(12桁)を持ってくること。
【授業計画と授業の方法】
第1回 株式会社における純資産の部の会計処理
第2回 商品売買に係る会計処理
第3回 銀行勘定調整表の作成
第4回 有形固定資産の購入と減価償却の会計処理
第5回 有形固定資産の売却等の会計処理
第6回 リース取引に係る会計処理
第7回 無形固定資産に係る会計処理
第8回 有価証券に係る会計処理
第9回 本支店会計1—本支店間の取引—
第10回 本支店会計2—本支店合併財務諸表の作成—
第11回 連結会計1—支配獲得日と支配獲得日後の連結—
第12回 連結会計2—内部取引高と債権債務の相殺消去、未実現利益の消去—
第13回 連結会計3—連結財務諸表と連結精算表—
第14回 税効果会計1—貸倒引当金の繰入限度超過額と減価償却費の償却限度超過額—
第15回 税効果会計2—その他有価証券の評価差額と繰延税金資産・負債の表示—
定期試験
テキスト・参考書
滝澤ななみ『みんなが欲しかった簿記の教科書 日商2級 商業簿記』TAC出版。
滝澤ななみ『みんなが欲しかった簿記の問題集 日商2級 商業簿記』TAC出版。
授業時間外の学修
別途必要に応じて掲示する。
成績評価の方法と基準
定期試験(70%)と小テスト(30%)で評価する。なお、積極的な発言には加点する。
備  考
日商簿記検定2級の対象とする範囲は広い。このため、予習としてテキストに目を通し、復習として該当する問題を解くなど、講義時間外の学修に積極的に取り組む必要がある。検定受験を考える者は特に、上記テキスト・問題集に限らず、過去問集や予想問題集などを併用して問題演習に努めることを勧める。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容