教員名 : 阿部 純
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授業科目名
メディア論
開講年次
1年
開講年度学期
2019年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-SS-143L
担当教員名
阿部 純
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
現代社会におけるメディアと文化・習慣といった日常の営みとの関わりについて理解し、情報技術の発展と、コミュニケーションの変容・展開とともに培われてきたメディア論の思考法で、身の周りの事象や文化作品を説明できるようになること。
【授業の概要】
本講義の前半では、日本におけるメディアの生態系を概説していきます。メディア論やマスコミュニケーション論といった理論枠組みを押さえつつ、メディア・リテラシーやメディア実践を中心とした概念の今日的意義を考えていきましょう。また、講義の後半では、備後地域に根づきつつあるメディア文化、ローカル・メディアに焦点をあて、その特性を具体的に解説します。並行して、映画や演劇、メディアアートなどの文化作品を紹介しながら、メディアとテクノロジー、そして身体との関係性について考察する時間を設けていきたいと考えています。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 はじめに—メディアとは何か
第 2回 日本のマスメディアの生態系 —新聞とジャーナリズムー 事前学習:教科書の該当箇所をよく読んでくること。 第 3回 モバイル・メディアとコミュニケーション 事前学習:自身のケータイ経験を文章にまとめてくること。 第 4回 写真、動く写真としての「映画」 事前学習:教科書の該当箇所をよく読んでくること。 第 5回 マスメディアの生態系—ラジオ、テレビ— 事前学習:教科書の該当箇所をよく読んでくること。 第 6回 メディア論、マス・コミュニケーション論の展開 事前学習:教科書の該当箇所をよく読んでくること。 第 7回 カルチュラル・スタディーズ 事前学習:教科書の該当箇所をよく読んでくること。 第 8回 メディアとジェンダー 事前学習:配布資料をよく読んでくること。 第 9回 メディアと身体、メディア・アート 事前学習:メディア論の回の内容を復習してくること。 第10回 ソーシャル・メディア「学」 事前学習:第9回の内容を復習すること。 第11回 デジタル・メディアと著作権 −フリーカルチャーの思想 事前学習:配布資料をよく読んでくること。 第12回 メディア・リテラシー—メディア実践の展開 事前学習:第10回、第11回の内容をまとめておくこと。 第13回 日本のマスメディアの生態系 —雑誌、ミニコミ— 事前学習:自身の雑誌経験をまとめてくること。 第14回 備後地域とメディア—記憶とアーカイブ 事前学習:デジタル・ストーリーテリング作品を提出すること。 第15回 まとめ 事前学習:第14回までの内容を復習し、わからなかったことについてリストアップしてくること。 テキスト・参考書
吉見俊哉、『メディア文化論—メディアを学ぶ人のための15話 改訂版』(有斐閣、2012年)
授業時間外の学修
水越伸、『メディア・ビオトープ—メディアの生態系をデザインする』(紀伊国屋書店、2005).
水越伸編著 飯田豊・劉雪雁著、『メディア論』(放送大学教育振興会、2018). ドミニク・チェン、『フリーカルチャーをつくるためのガイドブック—クリエイティブ・コモンズによる創造の循環』(フィルムアート社、2012). 成績評価の方法と基準
毎回の授業における小レポート(20)、第7,14回講義に関係する提出物(20)、期末試験成績(60)
備 考
毎回、事前学習として、教科書の該当箇所や授業で配布するテキストを事前に読んでくることを課しています。あらかじめ内容を読んでおくことによって、授業内の理解も深まると思います。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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