教員名 : 南郷 毅
|
授業科目名
統計学1
開講年次
1年
開講年度学期
2019年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
E-CS-104L/G-NS-102L
担当教員名
南郷 毅
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
教養数学
次に履修が望まれる科目
統計学2
【授業の目的と到達目標】
この授業では、記述統計と確率をテーマにします。記述統計とは、多数のデータをもとに、調査対象の全体像を把握する知識の体系です。記述統計を学ぶことにより、調査対象の特徴を調べるためのデータの表現方法、値の計算方法などが理解でき、調査対象について様々な側面から分析できるようになります。また、意味を理解した上で、表計算ソフト・統計ソフトを使えるようになります。
この授業では、記述統計の考え方や基本的な手法(作図、値の求め方)を理解し、平易な例について、実際に手を動かして計算できるようになること、基本的な確率の計算ができるようになることを目標とします。 【授業の概要】
初めて統計学を学ぶ、高等学校では数学1のみを履修している、といった状況を前提に、学生が理解できるように進めます。
数学記号の取り扱い方法からはじめて、記述統計として、ヒストグラム、箱ひげ図、散布図といったデータの表現方法、平均、分散、標準偏差、相関係数などの値について学びます。推測統計の準備として、確率を学びます。 授業中に簡単な問題を解く時間を設定し、学生が自分自身で理解状況を確認できるようにします。 毎回の授業に対して、学習内容を深めることを目的とした演習課題を付与します。この演習課題に取り組めば、目標は十分に達成できます。 【授業計画と授業の方法】
第 1回 授業の進め方、数学記号(平方根、絶対値、Σ記号、関数記号)の取り扱い
第 2回 度数分布表とヒストグラムの作成 第 3回 平均値、中央値、最頻値、箱ひげ図と5数要約 第 4回 分布の位置を表す量、分布の散らばりを表す量,分布の型を表す量 第 5回 回帰関係の計算 第 6回 決定係数と相関係数 第 7回 散布図の書き方と相関係数 第 8回 中間のまとめ演習 第 9回 集合と場合の数 第10回 順列と組合せ 第11回 確率 第12回 確率の加法定理 第13回 条件付き確率と乗法定理 第14回 確率変数と確率分布 第15回 期待値と分散 テキスト・参考書
宮川公男著、『基本統計学(第4版)』、有斐閣、2015年
授業時間外の学修
テキストで取り扱われていない内容については、資料を配布します。
成績評価の方法と基準
期末試験(50%)、演習課題の実施状況(30%)、中間のまとめ演習(20%)で評価します。
備 考
演習課題は、手計算と表計算ソフトの両方で解くとよいでしょう。
担当教員の実務経験の有無
×
実務経験の具体的内容
|