教員名 : 藤原 靖也
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授業科目名
工業簿記
開講年次
2年
開講年度学期
2019年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
E-MN-202L
担当教員名
藤原 靖也
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校 商業) 施行規則に定める科目区分又は事項等・・・商業の関係科目 この授業の基礎となる科目
簿記入門
次に履修が望まれる科目
原価計算論・商業簿記
【授業の目的と到達目標】
・日商簿記検定2級レベルの工業簿記の計算技術を身につけること
・工業簿記における計算構造を理解したうえで、批判的な解釈ができるようになるための基礎を修得すること 【授業の概要】
自社で「ものづくり」等を行い製品・サービスを販売・提供する企業は、そのために費やした原価を自社で算定する必要があります。一方で、原価の算定方法を各社に委ねると様々な問題が生じます。そのため、特に外部の利害関係者に対して適切な情報を提供するために必要な計算手続きが統一的な基準・指針で定められています。「ものづくり」等を行う企業がそれらの基準・指針に従い製品原価を算定する手続きのことを、工業簿記といいます。
本講義では、日商簿記検定2級レベルの基礎的な工業簿記の計算手続きを修得することを主な目的とします。本講義を通じて、商企業における計算方法とは違った工業簿記の基本的な考え方・処理方法を修得することを目指します。 ※ 講義の際は、必ず電卓(少なくとも10桁以上の計算ができるもの)を持参すること。 【授業計画と授業の方法】
第 1回 イントロダクション:工業簿記の基礎および原価概念
第 2回 費目別計算(1):費目別計算の基礎 第 3回 費目別計算(2):直課と配賦・実際配賦と予定配賦 第 4回 個別原価計算:製品原価の算定方法の基礎 第 5回 部門別計算(1):部門別計算の構造 第 6回 部門別計算(2):部門別計算における原価の集計方法 第 7回 総合原価計算(1):総合原価計算の計算構造 第 8回 総合原価計算(2):月初・月末仕掛品がある場合の原価按分方法 第 9回 総合原価計算(3):仕損品の処理,工程別総合原価計算 第10回 総合原価計算(4):組別・等級別総合原価計算 第11回 標準原価計算(1):標準原価計算の計算構造 第12回 標準原価計算(2):勘定記入方法,製造直接費の差異分析 第13回 標準原価計算(3):製造間接費の差異分析 第14回 直接原価計算とCVP分析(1):直接原価計算の計算構造 第15回 直接原価計算とCVP分析(2):CVP分析について テキスト・参考書
「合格テキスト 日商簿記2級 工業簿記(Ver.8.0)」TAC出版
「合格トレーニング 日商簿記検定2級 工業簿記(Ver 8.0)」TAC出版 授業時間外の学修
岡本清(2000)「原価計算(第6版)」 国元書房
成績評価の方法と基準
中間テスト(20点)、期末テスト(80点)により評価します。
備 考
工業簿記の計算方法に慣れるまでは時間がかかります。しっかりと予習・復習を行ってください。
特に日商簿記検定2級を受験予定の方は、指定したテキストとトレーニングに掲載されているすべての問題に正答できるようになるまで練習を繰り返してください。 担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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